敗血症、世界の死者5人に1人=研究

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世界では毎年1100万人が敗血症で死亡している。これは過去の数値と比較してほぼ2倍。加えて、敗血症による死亡者数は、世界の全死亡者の19.7%を占めている。ジャパンタイムズ が、世界の疾病負担研究に関する報告書をもとに報じた。

敗血症は、局所感染プロセスに対する全身性炎症反応。この深刻な病気は、腐敗や毒素の産生を引き起こす微生物などが血液や体の組織に侵入して発症するケースが多い。

ピッツバーグ大学とワシントン大学の学者らによると、世界では4890万人が敗血症で死亡している。そのうちの半分は子供や青少年。敗血症による死亡者が最も多いのはアフリカ諸国で、1位は中央アフリカ共和国(10万人あたりの死者数は771人)。


症状とリスクグループ

世界保健機関(WHO)によると、不安を起させる兆候と症状には、体温の上昇または低下、悪寒、精神状態の変化、呼吸困難、脈拍数の低下、低血圧、手先や足先の冷え、体の激しい痛みなどがある。

またWHOによると、感染症にかかった人は誰でも敗血症になる可能性があるが、高齢者、妊婦、新生児、入院患者、HIV感染者やエイズ患者、肝硬変や癌、腎臓病、自己免疫疾患の患者、脾臓摘出者などの脆弱なグループはリスクが高くなるという。

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