横浜中華街にヘイト文書 コロナのせいで世界が「人種差別ウイルス」に占拠

© AFP 2022 / Jung Yeon-jeマスクをしている人
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中国では、2019年末、湖北省武漢市で始まった新型コロナウイルスの感染は、今や感染者8万人を超えるまでに広がり、3012人の死者を出した。一方で5万2千人以上の患者が完治してもいる。世界保健機関(WHO)の最新データーでは中国以外では76か国に1万2500人を超える感染者が出ている。ところがこの危険なウイルスよりもずっと速く世界に広まっているものがある。それが感染を恐れるあまりに生まれる中国人ヘイト、外国人恐怖症だ。

SNSには中国人をヘイトする書き込みがあふれ、世界のあちこちで中国人が自分の民族に対する嫌悪感に直面するようになった。日本、横浜の中華街でも同じことが起きた。

今月3日、横浜中華街の老舗料理店「海員閣」に中国人を差別する内容の手紙が届けられた。「中国人はゴミだ! 細菌だ! 悪魔だ! 迷惑だ! 早く日本から出ていけ!!」赤字で印刷されたこの手紙。同じ手紙は数軒に郵送されていた。なんともやりきれない気持ちに打ちひしがれたという「海員閣」の店主李浩文さんがツィッターに掲載したことから、この事件は多くの人の知るところとなった。

​もちろん、コロナウイルスは免疫力の低い人にとっては特に危険だが、それは他のどのウイルスにしても同じことだ。新型肺炎の死亡者は約3000人だが、通常のインフルエンザのほうが、毎年29万人から65万人も亡くなっているからだ。

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みんなを捕らえてしまったパニックに対処するにはこの数を冷静に認識するだけで十分だろう。感染と闘うのであれば、パニックなど何の役にもたたない。

人類の歴史の中で特定の民族、人種がやり玉に挙げられ、差別されたことは一度や二度ではない。「自分らと違う者ら」を分ける心は、訳のわからぬものへの、文化や伝統の違いへの恐怖心から生まれるのであり、もっと恐ろしい結果を招く。こうした過ちは絶対に繰り返されてはいけない。


スプートニクは新型コロナウイルスに関するその他の疑問と回答について別記事でご紹介している。こちらの記事およびこちらの記事をお読み下さい。

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