ミャンマーで「沈黙のストライキ」始まる　軍に抗議　

クーデターで国軍が権力を握ったミャンマーで10日、世界人権デーに合わせて市民らが一斉に仕事を休み、軍への抗議の意思を示す「沈黙のストライキ」を開始した。日本のメディアが報じている。

ミャンマーでは今年2月に国軍によるクーデターが発生して以来、軍による市民への弾圧が続いている。

こうした中、最大都市ヤンゴンで5日、デモ隊に軍の車両が突っ込み負傷者が出たことから、民主派の団体などがストライキを呼び掛けていた。

Today over 10am,
This is a view of Silent Strike in Yangon. #WhatsHappeningInMyanmar pic.twitter.com/O9qAPpOkAn

— Htet Arkar (@HtetHak) December 10, 2021

SNSの投稿によると、ヤンゴンのほか中部のマンダレー地方域、バゴー地方域などでも店のシャッターが下ろされている。

Residents of #Mandalay Region’s Pyin Oo Lwin, a garrison town and the seat of the military regime’s Defense Services Academy, joined the nationwide silent strike on Friday. (Photo: CJ)

#WhatsHappeningInMyanmar pic.twitter.com/qn1TczWcxk

— The Irrawaddy (Eng) (@IrrawaddyNews) December 10, 2021

現地の人権団体によると、軍の弾圧による国内の犠牲者はこれまでに1300人を超す。また、6日にはアウン・サン・スー・チー元国家顧問（76）が社会不安の扇動の罪などで禁錮4年が言い渡されており、市民の軍に対する反発が強まっている。