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脊椎動物の脳を進化させたのはウイルスだった
脊椎動物の脳を進化させたのはウイルスだった
英国人科学者たちは、脊椎動物の脳にみられるミエリン(神経線維を覆う膜)の出現には、宿主生物のゲノムに自分の遺伝物質を組み込む能力を持つレトロウイルスが関係していることを突き止めた。この発見についての論文は、bioRxivに掲載されている。 2022年2月3日, Sputnik 日本
2022-02-03T07:07+0900
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論文によれば、レトロウイルスは、もともと脊椎動物にとって異物だった乳塩基性タンパク質(MBP)の大量発現に影響するように、自らの遺伝子を挿入した。MBPは、おそらく顎の出現と同時に動物に出現したものと考えられており、現在、生息している脊椎動物のほとんどに見つかっている。研究でラットのDNAからウイルス由来の要素のRNLTR12-intが見つかった。RNLTR12-intの出現は、脊椎動物の出現において、おそらく重要なステップとみられており、RNLTR12-intに似た配列がゲノム内で秘かに増殖し、やがて乳塩基性タンパク質MBPを制御する重要な領域に出たことが示された。なお、この現象は幅広い動物群で発生した。関連ニュース
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脊椎動物の脳を進化させたのはウイルスだった
英国人科学者たちは、脊椎動物の脳にみられるミエリン(神経線維を覆う膜)の出現には、宿主生物のゲノムに自分の遺伝物質を組み込む能力を持つレトロウイルスが関係していることを突き止めた。この発見についての論文は、bioRxivに掲載されている。
論文によれば、レトロウイルスは、もともと脊椎動物にとって異物だった乳塩基性タンパク質(MBP)の大量発現に影響するように、自らの遺伝子を挿入した。MBPは、おそらく顎の出現と同時に動物に出現したものと考えられており、現在、生息している脊椎動物のほとんどに見つかっている。
研究でラットのDNAからウイルス由来の要素のRNLTR12-intが見つかった。RNLTR12-intの出現は、脊椎動物の出現において、おそらく重要なステップとみられており、RNLTR12-intに似た配列がゲノム内で秘かに増殖し、やがて乳塩基性タンパク質MBPを制御する重要な領域に出たことが示された。なお、この現象は幅広い動物群で発生した。