米政府とゼレンスキー氏の間には「深い不信感」がある=NYタイムズ紙コラムニスト

© AP Photo / Evan Vucciゼレンスキー大統領、バイデン大統領
ゼレンスキー大統領、バイデン大統領 - Sputnik 日本, 1920, 03.08.2022
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米紙ニューヨークタイムズのコラムニスト、トーマス・フリードマン氏は、米政府はウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領を含むウクライナ政府に対して、公にされているよりもはるかに大きな懸念と不信感を持って接していると記した。
フリードマン氏は、オピニオンの記事内で、ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問を「全く無謀だ」と批判。その論拠の1つとして、ウクライナ紛争が「まったく終わっていない」こと、「まったく不安定」なこと、「危険な脅威がある」ことを挙げている。
同氏は、次のように綴った。

「これ以上悪いタイミングはないだろう。親愛なる読者の皆さん、ウクライナ戦争はまだ終わっていない。米政府関係者は、ウクライナの指導力に対し、公にされているよりもはるかに懸念を抱いている。米政府とウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領の間には、報道されているよりもずっと深い不信感がある」

核実験 - Sputnik 日本, 1920, 03.08.2022
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フリードマン氏によれば、米政府は、ロシアのプーチン大統領が「自軍の敗北の可能性が見えれば、ウクライナに対して小型核兵器の使用を検討する用意がある」と依然として考えている。
「しかし、このような状況の中で、下院議長の身勝手で軽薄な訪問によって引き起こされる、台湾をめぐる中国との衝突のリスクがある」とフリードマン氏は指摘。「地政学の決まり文句では、2つの大国と同時に2つの全面戦争をしてはいけないことになっている」と綴った。
なお、ロシアのプーチン大統領は1日、核不拡散条約(NPT)会議の参加者と来賓への挨拶の中で、ロシアが一貫して核兵器不拡散条約の文言と精神に従ってきたことを指摘し、核戦争に勝者はあり得ず、決して戦ってはならないと述べている。
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