G7広島サミット - Sputnik 日本, 1920, 16.05.2023
G7広島サミット
2023年、G7の議長国は日本に引き継がれた。G7サミットは19日から21日にかけて、1945年8月6日に米国が原爆を投下した広島県で開催される。主要7か国に加え、オーストラリア、ブラジル、ベトナム、インド、韓国、インドネシア、クック諸島、コモロ諸島が招待された。

【視点】「脱ドル化」と「米帝の斜陽」とともに拡大するBRICS

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米ドル - Sputnik 日本, 1920, 20.06.2023
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米国の経済学者リチャード・ヴォルフ氏はスプートニク通信のインタビューで、BRICSの枠組みの拡大と、国際的な準備通貨・貿易通貨としての米ドルの専横的地位の喪失を結びつけ、米国の世界における支配的地位の終焉を予言した。
ヴォルフ氏によると、「米帝」の支配の時代は、1920~2000年頃まで続いたが、現在終わりに近づいているという。ベトナム、アフガニスタン、イラクで敗北を喫し、ウクライナ紛争では世界最大級の穀物、エネルギー資源の供給国であるロシアに対し、西側諸国を率いて制裁を行っている。このことは米国の世界支配の終焉を早めるだけだとヴォルフ氏は指摘する。
米国は外交政策の失敗を背景に、経済分野でも負け始めている。このことはBRICS諸国のブロックが国際社会の舞台で台頭してから、特に顕著になってきたとヴォルフ氏は強調する。
「現在、BRICSは地球上の商品生産、サービスの33パーセント、3分の1を占めている。一方、米国とその同盟国は約29パーセントだ」
アントニー・ブリンケン国務長官 - Sputnik 日本, 1920, 14.06.2023
【視点】混沌とした国内経済 米国は中国との接近を図る=中国人専門家
ヴォルフ氏はロシアと欧州の経済戦争では、負けるのはロシアではなく欧州だと話す。そして、こうした状況を見て、より多くの国々が米国やG7(主要7カ国)の側に残るべきか、全経済指標を押し下げるより、BRICSという別の道を選ぶべきなのではないかと迷い始めていると説明する。G7とBRICS、どちらが成長しているかは目に見えている。
BRICSはすでにG7を追い抜き、「世界の支配的な経済ブロック」となっている。ヴォルフ氏は、米ドル支配が終わり、BRICSは自らにより都合のいい準備通貨を見つけると予測する。また、「脱ドル化」の典型的な例としてサウジアラビアを挙げている。
「サウジアラビアはドルで石油の支払いをするよう世界に求めるのをやめた。そして、中国元などその他の通貨での国際送金を受け入れると宣言したのだ」
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