イーロン・マスク氏、AI新会社「xAI」設立　

米テスラとスペースXを率いるイーロン・マスク氏は12日、新会社「xAI」の設立を発表した。同社は「宇宙の本質を理解する」ことを目的とした人工知能（AI）の開発に取り組む。

xAIのチームは、これまでOpenAI社のチャットボットGPT-3.5やGPT-4などのプロジェクトに携わってきたメンバーで構成されている。マスク氏は、ChatGPT、Bard、Claudeなど、市場で最も人気のあるチャットボットに挑戦する模様。

xAIの共同創業者グレッグ・ヤング氏によると、同社はAIを「新しいレベル」に引き上げるために「大規模なニューラルネットワークのための『万物の理論』を開発」する。

フィナンシャル・タイムズ紙は4月、xAIについて報じていた。当時、ツイッターのオーナーでもあるマスク氏が、潜在的な大規模言語モデルを強化するためにNvidia社から数千個のGPUを購入したことも報じられた。同月、マスク氏は新しいAIツール「TruthGPT」の開発計画を明らかにした。

マスク氏ら1000人超は3月、GPT-4より強力なAIシステムの開発を6か月間停止することを求める公開書簡に署名していた。署名者らは、「選ばれたわけでもない技術指導者」にAI開発を任せてはならず、その技術が「好ましい効果」をもたらし、「リスクは管理可能」であると確信できる場合に開発されるべきだと考えている。

xAIのウェブサイトによると、今月14日にマスク氏とそのチームがより詳細な情報を発表する。

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