【まとめ】ナゴルノ・カラバフめぐり安保理緊急会合 アルメニアでは首相退陣求めデモ

© Sputnik / Stringer / メディアバンクへ移行アルメニアの首都エレバンで拘束される抗議デモ参加者
アルメニアの首都エレバンで拘束される抗議デモ参加者 - Sputnik 日本, 1920, 22.09.2023
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国連安全保障理事会で21日、アゼルバイジャン軍によるナゴルノ・カラバフ地域での軍事行動を受けた緊急会合が開かれ、アゼルバイジャンとアルメニアの外相は非難の応酬を繰り広げた。一方、アルメニアでは首相退陣を求めるデモで国内の混乱が起きている。

アゼルバイジャンは19日、アルメニア系住民が多く住み事実上の独立状態となっているナゴルノ・カラバフ地区に対して「対テロ作戦」と称する軍事行動を展開。アゼルバイジャン側はアルメニア軍の撤退やアルメニア系勢力の武装解除を求めていたが、アルメニア側は軍を駐留させていないと主張していた。

20日昼には露監視団の仲介で停戦が成立した。アルメニア系勢力は武装解除を受け入れた。21日にはアゼルバイジャン政府とアルメニア系勢力によって、ナゴルノ・カラバフの統合について協議が行われた。

ナゴルノ・カラバフ - Sputnik 日本, 1920, 20.09.2023
【図説】係争地ナゴルノ・カラバフの状況

安保理で非難の応酬

21日夜に国連安保理で開かれたナゴルノ・カラバフをめぐる緊急会合には、アゼルバイジャン、アルメニア双方の外相も出席した。アルメニアのアララト・ミルゾヤン外相は、アゼルバイジャン側の軍事行動を非難し、国連による監視団を派遣するよう求めた。

「戦闘行為と民間インフラへの攻撃を非難するよう呼びかける。また、国際人道法に基づいた義務の履行と、監視と人権や安全保障に関する評価を行う国連使節のナゴルノ・カラバフへの派遣を求める」

アララト・ミルゾヤン
アルメニア外務大臣
一方で、アゼルバイジャンのジェイフン・バイラモフ外相は、アルメニアがこれまでの合意に反してカラバフ地域の軍事化を行ってきたと主張した。

「国際社会はアルメニアの非建設的な行動のリスクと脅威を認めるべきだ。アルメニアが自らの国際法に反する行動を隠すために、安保理を悪用するのを拒否しなくてはならない」

ジェイフン・バイラモフ
アゼルバイジャン外相
このうえで、バイラモフ外相はナゴルノ・カラバフ地域のアルメニア系住民の権利と自由を保証すると表明した。
ナゴルノ・カラバフのアルメニア兵士 - Sputnik 日本, 1920, 15.06.2023
米国、ナゴルノ・カラバフにアゼルバイジャンとの会談迫る 「対テロ掃討作戦」で脅し=外交筋

エレバンでは反政府デモ

一方、アルメニアの首都エレバンでは、アゼルバイジャンに譲歩の姿勢をみせているニコル・パシニャン首相に対する抗議活動が続いている。デモ隊は市中心部でベンチや電動スクーター、自動車などで道路を封鎖している。警察当局は22日、少なくとも84人を拘束したと発表した。
デモの参加者らはパシニャン首相がナゴルノ・カラバフに対するアゼルバイジャンの主権を認めようとしているとして辞任を要求している。ナゴルノ・カラバフは国際的にはアゼルバイジャンの領土となっているが、アルメニアはその主権をこれまで認めていなかった。
スプートニクはこれまでに、ナゴルノ・カラバフ紛争に関するこれまでの流れをまとめている。
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