日本政府が米トマホークを1年前倒しで取得へ、反撃能力にも活用＝報道

訪米中の木原防衛大臣はオースティン国防長官と会談し、「反撃能力」の効果的な運用に向けて議論を加速させていくことを確認した。その上で日本が米国から取得し、「反撃能力」にも活用する予定の巡航ミサイル「トマホーク」を1年前倒し、2025年度から取得することで一致した。NHKが報じた。

会談は日本時間の5日未明、米国防総省で行われた。会談でオースティン国防長官は「反撃能力」の保有や防衛費の増額などを想定し、「日本の大胆な決断をサポートする」と述べた。これに対し木原大臣は「同盟の強化に向け緊密に連携していきたい」と述べた。その上で、相手のミサイル発射基地などを攻撃できる「反撃能力」の効果的運用に向けて議論を加速させていくことを確認した。

前倒しして取得する「トマホーク」は当初予定していた最新鋭のものではなく、現在米軍軍で主に運用されているものになるという。

会談では中国による軍事活動への対応や、沖縄の米軍普天間基地を名護市辺野古に移設することについて、緊密に協力していくことを確認した。

関連ニュース