北朝鮮・金正恩委員長　ラブロフ露外相と会談

訪朝中のロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は19日、北朝鮮の最高指導者・金正恩国務委員長と会談した。露外務省が発表した。

同省によると、会談は1時間あまりに及んだ。これまでに会談の詳細については発表されていない。

金委員長は9月、ロシア極東のボストチヌイ宇宙基地を訪問し、ウラジーミル・プーチン大統領と会談した。会談では2国間の経済協力や朝鮮半島情勢について議論された。この際、プーチン大統領は、「ロシアは国際的責務を遵守しながら、その枠内で北朝鮮との軍事技術分野での協力可能性がある」と述べている。

ラブロフ外相の訪朝

ラブロフ外相は18、19日の日程で北朝鮮・平壌を訪れている。2018年5月以来、5年ぶりで、その前には2009年と2004年にも訪朝経験がある。今回の訪朝の直前の16～18日には中国・北京を訪問し、中国の進める巨大経済圏構想「一帯一路」のフォーラムに参加していた。

19日、ラブロフ外相は崔善姫（チェ・ソンヒ）外相と会談。「露朝関係は質的に新しく、戦略的な段階にきている」と2国間関係の発展を強調したほか、地域における日米韓による軍事的挑発に懸念を示し、北朝鮮や中国と協力しエスカレーションを許さない姿勢を示した。

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