「2、3ヶ月で当たり前に」　ハンガリー首相、NATOのウクライナ派遣に懸念

ハンガリーのオルバン・ビクトル首相は、マクロン仏大統領をはじめとするNATO諸国の「ウクライナ派兵」をめぐる議論に懸念を示した。

「2、3ヶ月前には想像もできなかったことが、2、3ヶ月経てば日常のことになる。ドイツは以前、殺傷兵器の代わりにヘルメットを送っていたが、今ではモスクワまで届くミサイルを送ろうとしている」

オルバン首相は、EU・NATO諸国の政治家らはウクライナ側についてロシアとの戦争を行っており、「戦争の雰囲気、戦争のレトリック、戦争の論理」が欧州を席巻しているとしている。

一方、「紛争はサッカーの試合のようにちどちらにつくか選ぶものではない」として、中立的な立場を貫く考えを示した。

ハンガリーはEU、NATO加盟国でありながらロシアとの関係も深く、いわゆる西側諸国の反露政策とは一線を画している。