スタジオジブリに団体初の「名誉パルムドール」授与 カンヌ映画祭

フランスで5月に開催される第77回カンヌ国際映画祭で、宮崎駿監督のアニメーション映画などを制作する「スタジオジブリ」に、映画界への多大な貢献をたたえ「名誉パルムドール」が贈られることが決まった。17日、同映画祭事務局が発表した。NHKなどが報じた。

「名誉パルムドール」が個人ではなく団体に授与されるのは初めて。

事務局は、スタジオジブリを設立した宮崎駿監督と高畑勲監督を「卓越した物語作家」と紹介し、授賞理由について「40年にわたり、アニメーション映画に新しい風を吹き込んできた」と功績をたたえた。

事務局の声明によると、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「受賞を心から光栄に思う」とし、「長い道のりだったが、スタジオジブリはその精神を受け継いでくれるスタッフたちによってこれからも新しい挑戦を続けていくことだろう」とコメントした。