10:29 2020年05月26日
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中国の北京から車で北に2時間移動した先にある籬苑(Liyuan)図書館は、世界で最も美しい図書館の一つとされていたが、この度一時業務停止に追い込まれた。当局は、著作権に違反した書籍や猥褻な内容の書籍を扱っていたことが原因だと説明している。

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中国国営紙の新京報によると、ポルノグラフィ・不正出版物国家対策局は図書館業務を一時的に停止するよう命じた。同局査察官は著作権や版権の侵害が疑われる書籍もいくつか押収した。

図書館に対しては以前より、蔵書に書かれている情報の間違いや不完全な翻訳が多く見られるといった苦情が利用者から寄せられていた。

​村落の外れの素晴らしい展望が望める場所を立地とする籬苑図書館は、建築家の李晓东氏によって2012年に設計・建設された。建物のデザインは極めて簡素で、外側は枯れ枝で覆われているが、防音・断熱効果を高めるためガラス層が使用されている。太陽光がこのユニークな枯れ枝格子の隙間を通り抜け、館内に差し込む様子が美しいと評判だった。その半面、シンプルなデザインのため、面積175平方メートルの図書館建設費用は僅か16万ドルで済んだという。

​2014年には、カナダ人建築家のレイモンド・モリヤマ氏とカナダ王立建築家協会(RAIC)が共同設立した国際建築賞「モリヤマRAIC国際賞」を受賞。翌15年には米誌「ビジネス・インサイダー」がまとめた読書家が訪れるべき世界18の図書館の中で8位に選ばれていた。

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