09:13 2021年09月27日
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北朝鮮の金正恩総書記は、国内の食糧難について、深刻な洪水や干ばつを引き起こす世界的な気候変動が原因の一つとなったとの見方を明らかにした。インサイダーが伝えた。

金総書記は、北朝鮮政府は「異常な気候」の条件下での新たな災害に備えて、複合的な対策を講じなければならないとの考えを明らかにした。

インサイダーによれば、朝鮮労働党中央委員会政治局会議で演説した金正恩総書記は、「破壊的な気象現象が世界中で頻発するようになっている」と強調した上で、北朝鮮でも自然破壊に対処し、その影響を予防するための具体的かつ効果的な計画を取りまとめる必要があると述べた。また総書記は8月に発生した大雨による洪水で、東部の住宅や橋が破壊されたことについて触れ、土壌浸食対策と、ダムや堰堤システムの強化を目的とした対策の取り組みを始めるよう指示したとのこと。

インサイダーによれば、北朝鮮は食糧難に直面しているが、金正恩総書記自身も、現在の食糧状況について、「緊張している」として、食糧事情が逼迫していることを認めている。北朝鮮ではここ数年、自然災害により不作となり、多くの国民が食糧難に苦しんでいるとインサイダーは伝えている。韓国の情報院の報告によれば、北朝鮮では軍の備蓄米を国民に販売し始めているといい、また世界のメディアは、金正恩総書記が目に見えて痩せたと報じている。

 一方、金総書記はもう1つの懸念事項として、依然、制御できないままとなっている新型コロナの厳しい感染状況を挙げた。インサイダーはその記事の中で、北朝鮮は2020年の初頭に、新型コロナウイルスの感染予防を目的に、国境を閉鎖し、地雷を埋め、不法入国を試みるすべての者を銃撃するよう指示したと伝えている。

インサイダーは、コロナ禍の中、金正恩総書記の政策に一貫性がないことを指摘している。北朝鮮は、国内ではコロナウイルスの感染者は出ていないと繰り返し、中国製の新型コロナワクチン約300万回分の受け取りを拒否した一方で、6月末に新型コロナウイルス対策の職務怠慢で、党幹部数人を非難し、更迭した。

米国のラジオ局、ラジオ・フリー・アジア(RFA)は、金総書記の体重減少に関連し、地元当局は、金総書記が国民とともに食糧不足に苦しんでいることを示していると主張し、国内では総書記の外見をめぐって議論することが禁じられたと報じている。この話題について詳しくは、「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。

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