中国政府はデジタル人民元のパイロットテストに1000万元(およそ1億5800万円)を拠出した。
テストは深圳市のテクノロジーセンターが行い、昨日10月18日に終了。1週間でユーザーらは支給額の88%を使ったほか、さらに90万デジタル人民元(およそ1414万円)分買い足した。
ロイター通信によれば、こうした一方で中国版デジタル人民元は万人受けしたわけではなかった。ロイター通信の取材に応じた、経理として働くジュンと名乗る女性は中国政権が作った決済アプリは事実上、すでに普及しているアリペイ やウイーチャットを真似ており、変わりはないと語っている。ジュン氏は「新たなデジタル人民元とこれらのサービスは多少の差こそあれほぼ同じで、こうしたテストを開始するのはすでに遅い」と述べ、新たな決済システムが「より便利で信頼性が立証された場合は」これへの移行を考えるかもしれないと付け加えている。
深圳市在住の別の市民は、デジタル人民元は宝くじとして配布されるのなければ、再び使うことはないと断言している。この男性は現行の決済システムでは仮想通貨で商品を購入するのはそれほど便利ではなかったと感想をもらしている。
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