19:24 2020年11月30日
新型コロナウイルス
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ファイザー社とビオンテック社が開発したワクチンは、保管・輸送する際に温度を極めて低く保つ必要があることから、必要なインフラを整備できない国々に販売する場合にこのことが重大な障害となる可能性がある。ブルームバーグが報じた。

9日、同企業は臨床実験の第3段階での成功について発表を行ったが、ワクチンは、マイナス70度以下という非常に低い温度で保管する必要があることを明らかにした。

解凍後、製剤は5日間のうちに使用しなければならず、そうしなければワクチンは使用に不適切な状態になる。また、各患者への抗体の形成を成功させるためには接種が2回必要とされる。

比較の例を上げると、ロシア製ワクチン「スプートニクV」の保管・輸送時に必要とされる温度は、マイナス18度以下とされる。

ブルームバーグがインタビューを行った専門家によれば、ワクチンは極めて低い温度で常に保管することが求められることから、いくつかの問題が発生するという。グローバル・ヘルス・ドラッグ・ディスカバリー研究所ディレクターのディナ・シェンガ氏によれば、ワクチンの開発には多くの資金がかかり、その成分は不安定で、低温を要求されるため輸送も困難であり、さらに解凍後のワクチンは長期保管ができないという。

ワシントン大学のワクチンの専門家であるマイケル・キンチ氏によれば、常時低温での保管が求めれることで、大量のワクチンが劣化するおそれがあるという。

ファイザー社の製薬供給で契約を締結またはその実施の計画段階の国々は、ワクチンの輸送と保管、解凍のためのインフラ整備に多くの支出を用意しなければならない。

ブルームバーグは、「巨額の投資と調整が必要とされ、そうしたことは豊かな国々にしかできない。されにそうした国々でも、おそらく、大都市部の住民向けでしかない」と報じた。

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Moderna, Pfizer, ワクチン
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