20:49 2021年06月24日
新型コロナウイルス
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新型コロナウイルスのパンデミックはブラジルで政府による管理下にないため、国全体が変異種を検出する巨大な研究室と化した。サンパウロ大学医学部のドミンゴ・アリヴェス教授がリアノーボスチ通信の取材に応じた中で発言した。

ブラジルでは1週間前、SARS-CoV-2の変異種が新たに3種類も確認された。サンパウロ州立ブタンタン研究所によると、その中には南アフリカ型やアマゾン型も含まれるという。サンパウロ大学のアリヴェス教授は取材の中で、国内で変異種が多く検出される状況を次のように分析した。

わが国では「理想的なストーム」が発生した。というのも、感染率は高いにもかかわらず、衛生上の管理が行われていないからだ。我々は理想的な研究室へと変容した。すでに知られている新たな変異種のリストは氷山の一角に過ぎない、その数は遥かに多いはずだ。

マナウス市で初めて検出されたアマゾン型の危険性をアリヴェス教授は指摘している。この変異種は若者や妊婦の間でも重症化を引き起こしやすく、この変異種が検出されてからというもの、ブラジルでは「シナリオの巻き戻し」が起こったという。教授によると、国内では「誰も何も管理していない」ことから、この変異種はブラジル全土に拡散した。変異種について教授は、「新たな変異種は散発的な性格を帯びている」としたうえで、変異種のことを考える場合は、「最悪の展開を想定する必要がある」と指摘した。

新たなリスクとして教授が指摘するのが集団接種と変異種の関係である。ウイルスがワクチン接種をしたヒトと接触すると、生物学的圧力を受けることから、変異したウイルスのさらなる変異を助長する可能性があるという。これにより、「抗体の盾」をも突き破る変異種が登場する可能性もあるとのこと。

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Pfizer, AstraZeneca, 新型コロナウイルス, ワクチン, Moderna, ブラジル
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