01:54 2020年07月05日
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1月29日モスクワ、国際情報通信社「ロシア・セヴォードニャ」広報部:若手写真家のための、アンドレイ・ステニン記念国際コンクールは、審査員を発表した。今年の国際的な審査員集団に入ったのは、メディアのディレクターや写真編集社、世界的な写真産業のリーダー、ニュースメディア、国際的な展覧会の主催者など、多彩な顔ぶれだ。

今回で6回目となる同コンクールの審査員を務めるのは、以下のプロフェッショナルたちだ。日本からは「IMA」プロジェクトリーダーの大田睦子氏。大田氏の手がけるプロジェクトは、現代の写真家の作品をオンラインと出版物の両方で紹介している。フォトギャラリーや本屋、カフェも東京で経営している。フランスからはマグナム・フォトのジェローム・セッシーニ氏。マグナム・フォトは写真ルポルタージュの世界的なエージェンシーであり専門家集団だ。アメリカからは、大手メディアであるワシントンポスト国際部の写真編集者フロエ・コールマン氏が参加する。ポルカ誌フォトディレクターのディミトリ・ベク氏(フランス)や、ヨーロッパ・プレスフォトエージェンシー(EPA)メインフォトグラファーのハリシュ・チアギ氏(インド)、同エージェンシーのフォトグラファー、セルゲイ・イリニツキー氏(ロシア)も参加する。イタリア人写真家かつ研究者で、科学的なアプローチで自然の姿を捉えることで有名なナショナル・ジオグラフィックのダビデ・モンテレオネ氏も審査員を務める。

大田睦子、「IMA」プロジェクトリーダー(日本)

「アンドレイ・ステニン国際写真コンクールへの参加を決めたのは、ロシアの写真文化にとても興味があるからです。もちろん、それは日本の写真文化とは大変異なっています。それにロシアで起こる出来事はいつも、国際社会において、大きな興味や反響を呼んでいます。」

ジェローム・セッシーニ、マグナム・フォト(フランス)

「アンドレイ・ステニン記念国際写真ジャーナリズムコンクールの審査員の一人として加わることは、私にとって大きな喜びと名誉です。 審査においては若い写真家の作品をよく知ることができるでしょう。写真の世界における現代のトレンドについて学ぶ可能性は、インスピレーションを与えてくれます。もちろん審査員として私も、多くの作品の中から最も良いものを選ぶという、大きな責任を負うことになります。」

フロエ・コールマン、ワシントンポスト国際部の写真編集者(アメリカ)

「私は国際的なメディアの写真編集者として、世界中の若い写真家と常に仕事をしようとしています。読者とのコミュニケーションは、あらかじめ与えられた道に沿って進むことはありません。編集者の職務には、ポートフォリオレビューの訪問、マスタークラスの実施、およびこういったコンクールへの審査員としての参加が含まれています。これら全ては、若い才能あるプロフェッショナルな写真家をサポートするために行っています。」

ディミトリ・ベク、ポルカ誌フォトディレクター(フランス)

「このコンクールの審査に参加できて嬉しいです。 ロシアとその隣国は、私にとって常に、最も興味深い地域のひとつでした。 これらの国々は私を魅了します。 私にとって、審査員として参加することは、海外ではあまり知られていない現代のロシアの写真家についてもっと学ぶ良い機会です。若い写真家、世界中の才能あるフォトジャーナリストの作品に出会えるのを楽しみにしています。」

ハリシュ・チアギ、ヨーロッパ・プレスフォトエージェンシー(EPA)メインフォトグラファー(インド)

「このコンクールは、まだ経験の浅いフォトグラファーにスタートのチャンスを与えるという点で非常に重要です。世界中の写真家の作品を評価し、これらの作品を研究し、最高のものを選ぶことは素晴らしいことです。 審査員を務めることは大きな責任です。 コンクールのルールを遵守し、自身の視点を保ちながら、専門職としての倫理を忘れずに、作品について議論することが大変重要です。」

セルゲイ・イリニツキー、ヨーロッパ・プレスフォトエージェンシー(EPA)メインフォトグラファー(ロシア)

「コンクールの審査員にならないかと提案された時、即座に承諾しました。それは、これが同僚のアンドレイ・ステニンについての尊敬の念だけでなく、コンクールの根底にある目標やアイデアに協力できるチャンスだからです。若いフォトジャーナリストの写真は、多くの場合、理想主義的で素朴で、才能があり、エネルギーに満ち、重要なフレームのためにリスクを取ることを恐れていません。審査員の一員として、提出された作品群から、この素朴さと才能を見分けることが重要です。そして、私が思うに、重要なのは、優秀作品の巡回展が、何千人もの人々に作品を見てもらえる機会を与えるということです。写真に影響を与えることができるのは『人』だけなので、これは非常に重要です。変化を受け入れた人は、自分自身を変化させながら、自分の周りの世界に対して、より責任を持つようになります。」

ダビデ・モンテレオネ、イタリア人写真家、研究者、ナショナル・ジオグラフィック社員(アメリカ)

「プロの写真家として、写真やストーリーテリングを創造する分野と、新しい才能を探すことの両方に興味があります。私はイタリア人ですが、自身のキャリアのほとんどをロシアと旧ソ連での仕事に捧げてきました。今年のアンドレイ・ステニンコンクールの審査員として参加できることを誇りに思います。」

2020年は4つの部門でコンクールが行なわれる。「主要ニュース」「スポーツ」「私の惑星」「ポートレート:現代の英雄」だ。全ての部門において、「一枚作品」と「シリーズ作品」の2つのカテゴリに1作品ずつ応募できる。作品出品は2月29日まで、コンクールのサイトで受け付ける。サイトにはロシア語、英語、中国語バージョンがある。


2020年度コンクールの賞金は、それぞれの部門の一位に12万5千ルーブル、二位に10万ルーブル、三位に7万5千ルーブルが贈られる。また、このコンクールで最も優れていると見なされた作品にはグランプリが授与され、賞金は70万ルーブルだ。そして若い写真家にとって賞金と同じか、それ以上に大事なのは、自身の作品がロシアや世界中で展示されるということだ。入賞者の作品のツアーを行なうことはこのコンクールの欠かせない一部となっており、ヨーロッパやアジア、南アメリカ、アフリカ、中東など数十の都市で、展覧会が開催される。

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