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パキスタンの動物園で暮らす36歳のアジアゾウ、カーヴァン。このゾウは長年、動物園で劣悪な環境下でひとりぼっちで暮らしていたことから「世界で最も孤独なゾウ」として知られていた。そのカーヴァンの心身を守るべく、7月にはカンボジアの動物保護地区への移送が決定。現在その移送作業が行われている。米CNNが伝えている。
36歳のカーヴァンは、1歳の時にスリランカからパキスタンの動物園に贈られた。しかしカーヴァンはその動物園で17年間もの間檻に入れられ、鎖につながれるなど劣悪な環境で暮らしてきた。そのためカーヴァンは肥満気味だが、必要な栄養が与えられなかったので栄養失調の症状もみられるという。
2012年にはパートナーのゾウが亡くなり、それ以降ひとりぼっちで暮らしてきた。カーヴァンの存在が知られるようになると、動物保護団や米歌手シェールさんが中心にカーヴァンを含む同動物園の動物たちの移送を呼びかけていた。
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パキスタンの最高裁は2020年5月、動物園の劣悪な環境を批判し園の閉鎖を命じた。さらに最高裁は7月、カンボジアへのカーヴァンの移送を認める判断を下した。
カーヴァンの新天地となるカンボジア野生生物保護区は11月30日、フェイスブックに画像と映像を投稿。それによると、カーヴァンはすでにパキスタンから飛行機で移送され、これから巨大なジャングルの中で過ごすになるという。そのジャングルには他にも3頭のゾウが暮らしている。
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