マレーシア航空機撃墜事件、露の責任示す「証拠なし」 露外務省

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マレーシア航空17便の旅客機が2014年、ウクライナ東部上空で撃墜された事件を巡り、オランダなど5カ国による合同捜査チーム(JIT)が19日、ロシア軍の元大佐など4人を容疑者として特定したと発表したことについて、ロシア外務省は同日、JIT側による非難には根拠がないとする声明を公表した。

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声明では、マレーシア航空機の撃墜にロシアが関与したことを示す具体的な証拠をJITが一つも示していないとしている。

その上で「疑わしい情報源に支えられた場合も含めて定式化された、完全には理路整然としていない論拠のみにJITがとどめ続けていることは明らかだ。一方で、ロシア側から捜査側に提供される情報は、依然として頑なに無視され続けている」との見解を表明している。

マレー航空17便撃墜 - Sputnik 日本
マレーシア航空機撃墜事件 容疑者4人の名前公表 3月に裁判の予定
これに先立ち、JITは同日、容疑者だとする4人の人物の氏名を撃墜事件の犠牲者遺族に公表。公判の開始は来年3月に予定されている。

マレーシア航空MH17便(ボーイング777型機)は、2014年7月17日にウクライナ東部ドネツク州で墜落した。ウクライナは墜落について、ドンバス(ウクライナ東部・南部)の義勇軍に責任があるとして非難したが、義勇軍側は非難を否定した。

数日後、米国は、ボーイングが義勇軍の兵士たちによって撃墜されたことを物語る証拠を持っていると発表したが、未だにいかなる情報も提示していない。

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