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    チャイヴォ油田

    ロシア極東 原油採掘と液化天然ガス増産に向けて

    © Sputnik/ RIA Novosti
    社会
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    タチヤナ フロニ
    南クリル諸島:不和あるいは協力の島? (32)
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    一年と少し前、サハリン大陸棚では、新しい北(セーヴェルノエ)チャイヴォ油田の操業が開始された。これは、エネルギー開発領域において画期的な出来事となった。

    北チャイヴォ油田は、地理的に言えば、サハリン島北岸、オホーツク海のチャイヴォ湾に位置する。様々な先端技術を使う事で、このプロジェクトは現実化したが、そうした中に「ヤストリプ(ロシア語でオオタカの意味)」がある。この設備は「サハリン-1」プロジェクトのために特別に建造されたもので、この分野では最も強力な陸上リグの一つである。最新テクノロジーによって、海上に巨大な建造物を作る経費を減らす事が可能となり、また環境上傷つきやすい沿岸部への否定的影響をかなり減らす事も出来た。

    北チャイヴォ油田第一期作業開始は、プーチン大統領本人が、ビデオ会議に出席する形で、直接合図を出した。 大統領自ら、これほど大きな注意を向けた事の意味は、その後の事実が証明した。北チャイヴォ油田の油井第一号が、深さ1万メートルという新記録を打ち立てたのだ。その際、油井の掘削用には、垂直方法での原油採掘を可能にする世界で最も強力な装置が使用されている。そのためチャイヴォ油田の北の端は、大陸棚の浅い部分だが、年に150万トンもの原油採掘をロシアに保障する。

    チャイヴォ油田の原油の確定埋蔵量は、1500万トン以上で、天然ガスの方は、130億立方メートルである。これは、チャイヴォが、液化天然ガス生産における極東の初期資源基盤になる事を可能にしている。現在、チャイヴォでは、二つ目の油井の開発が続けられている。その深さも、1万メートルを越えるだろう。チャイヴォでは全部で将来、五つの油井が稼働する予定で、恐らく2030年までに有望な見通しを持って大規模稼働へと入るだろう。新しい油田・ガス田開発全体のおかげで、サハリン州の税収が本質的に増加し、州の人々の生活にも明るい影響を与えると期待されている。

    ロシアの石油大手「ロスネフチ」は、外国人投資家を対象にしたプレゼンテーションで、北チャイヴォを将来の原油採掘の増加を保障する、基本的な新プロジェクトの一つと表現した。その際「ロスネフチ」のプロジェクト実現は「サハリン-1」プロジェクトのインフラを利用し、プロジェクトのコンソーシアムと共同で進められる。それぞれの油井の一日当たりの採掘量は、2千トンだ。原油は、ハバロフスク地方のデカストリ・ターミナルに送られ、そこからタンカーでアジア太平洋諸国に輸出されることになるだろう。

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    石油, 極東, ロシア
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