16:25 2021年04月19日
社会
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20日、シュールレアリスム(超現実主義)の代表的な画家サルヴァドール・ダリの遺体が掘り起こされた。ダリの遺体は、28年間スペイン・カタルーニャ州フィゲラスにある劇場博物館の部屋の巨大なプレートの下に埋葬されていた。博物館のモンセ・アゲール館長が、通信社「スプートニク」に伝えた。

スプートニク日本

6月、マドリードの裁判所は、自分はダリの娘だと主張する「予言者」のピラル・アベルさんの申し立てを受け、DNA鑑定のためダリの遺体の掘り起こしを命じた。そして20日、重さ1.5トンの巨大なプレートが外されてダリの遺体が掘り起こされ、DNAが採取された。DNAサンプルは、鑑定のため専門機関に送られた。

フィゲラス自治体は異議を唱えたり、せめて判決を遅らせようと試みたが、上手くいかなかった。

遺体の掘り起こしに立ち会ったガラ=サルバドール・ダリ財団のリュイス・ペニュエラス事務局長は、法医学鑑定家らによって二つの大きな骨、髪、爪のサンプルが採取されたと指摘した。鑑定後にそれらは元に戻される。なお遺体はよい状態で保たれていたという。

ペニュエラス氏は記者会見で「遺体は防腐処理が施されていた。すなわちミイラにされていた。そのため有名な口ひげは、その形を維持していた。これは非常に感動的な瞬間だった」と語った。

親子関係を確認するためのDNA鑑定の結果は、9月前半に明らかになる見込み。

ピラル・アベルさんは、自分を予言者だと考えているだけでなく、予言者として生計を立てている。アベルさんをめぐるスキャンダルが初めて勃発したのは数年前。最も有名な現代小説の一つ「サラミスの兵士たち」の作者に対する訴えに関するものだった。アベルさんは自分が同小説のヒロインのモデルになったと考え、約70万ユーロを要求したが、裁判所はこの訴えを退けた。

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