イラン制裁法を延長した米国へのけん制とみられる。
米国では、ロウハニ師が核合意に「違反する」との認識を示していたイラン制裁法を10年間延長する法案が成立。トランプ次期大統領は対イラン政策を強硬化させるとみられ、イランは警戒を強めている。
ロウハニ師はイラン制裁法の効力が維持されることを「世界中で米国への不信感を生むだろう」と改めて非難。対抗措置として表明している原子力船の動力装置の製造に向けた研究計画に関し、IAEAと連携しながら進めていくと強調した。
天野氏は「核合意は偉大な成果で、強く支持する」と強調。イランは合意を順守してきたと評価した上で、これからも双方が約束を守っていくことが重要だと伝えた。