「ミサイルの問題は核合意の一部ではない。核合意に署名したすべての当事者はミサイルの問題は核合意の一部ではないことを宣言していた。」ザリフ外相はこう述べる一方でイランが弾道ミサイルの実験を行なったと報じられたことに関しては、これを否定はしていない。
これまでの報道ではイランは29日に中距離弾道ミサイルの発射実験を行なっている。国連安保理はこれを受けて緊急会合の召集を行なうことを明らかにした。
2015年7月に採択された国連決議2231はイランに対してこうした実験を行なわぬよう呼びかける内容となっている。この決議にもかかわらず、イランは2016年7月以来2度目となるミサイル発射実験を決行。2度目の実験は29日、テヘランから225キロ離れた地点で行なわれた。