12:46 2019年11月13日
ミス・ワールド日本吉川プリアンカ氏ミス・ワールド日本吉川プリアンカ氏

ミス・ワールド日本代表、 世界コンテストでどう 日本を守るか語る (写真)

© REUTERS / Kim Kyung-Hoon © AFP 2019 / Toru Yamanaka
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インド人とのハーフ美女吉川プリアンカ氏(22)が米国ワシントン州で12月に開催される「ミスワールド2016」に日本代表として出場する。ミス・ワールド・ジャパンの結果が5日に発表され、史上初めて、純日本的でない外見の女性が優勝者となった。

騎象のライセンスホルダーでもある吉川プリアンカ氏は31名のファイナリストの中から15人で構成された審判団の満場一致で選ばれただけでなく、コンテストのウェブサイト上で2週間行われた一般インターネット投票でも選ばれた。昨年の「ミスワールド2015」ではアフリカ系米国人とのハーフ、宮本エリアナ氏が日本代表になっていたが、吉川プリアンカ氏もその成功を繰り返した。

吉川プリアンカ氏はミス・ワールド・ジャパンに応募した6920人の出場者の中から選ばれた。 176センチメートルという身長は多くのヨーロッパ人美女より低く、多くの現代日本女性より相対的に高い。人生の4年間を海外で過ごしており、日本語、英語、ベンガル語に堪能。ミス・ワールド・ジャパン優勝については日本のインド大使館の代表も祝福を行った。それについては彼女自身がTwitterに書いている。また、タイムズ・オブ・インディア紙は彼女のルーツがインドにあることについて一連の記事を公開している。吉川プリアンカ氏の祖父の家には、同氏の生まれる前の話だが、2週間にわたり、著名な政治家で英国の植民統治からのインドの解放を求めた闘士、インディラ・ガンジー氏が滞在したという。

しかし、他ならぬ彼女こそが国際美人コンテストで日本を代表するべきであるということに一秒たりとも疑いを抱いた審判は一人もいなかった。ミス・ワールド・ジャパンにおける吉川プリアンカ氏の勝利について、また、21世紀の日本の美のスタンダードについて、スプートニクのアンナ・オラロワ記者がミス・ワールド日本事務局のディレクターである森川智子氏と優勝者吉川プリアンカ氏に電話インタビューを行った。

スプートニク:森川さん、あなたは吉川プリアンカさんの勝利をどのように感じていますか?

森川氏:とても嬉しいです。彼女は日本国籍を持っている日本人です。我々は彼女を一人の日本女性と思っていて、ハーフの子が優勝したとはあまり思っていません。

スプートニク:しかし、吉川プリアンカさんのイメージは、伝統的な日本の美の概念とは異なっています。

森川氏:そうですが、伝統的な日本の美を決めるのは私たちではなくて、社会の、一般の人々だと思っています。審判や一般投票など色々な審査を経て決まったことですから、日本の伝統的な美が変わってきているというよりは、日本の社会が多様化してきたのではないかと思っています。

スプートニク:なぜ吉川プリアンカ氏は勝利したのでしょうか。あなたのお考えは?

森川氏:彼女はスポーツ審査やプレゼンテーションスキル、コミュニケーション能力など、色々な審査項目において平均点が高く、強い日本代表になってくれるだろう、日本を代表して世界で戦える人だなと思いました。おそらく誰もがそう思っているでしょう。

スプートニク:日本の美しさのスタンダードが変化していると言っていいのでしょうか?

森川氏:美のスタンダードは時代によって変化していると思います。ファッションに流行があるのと同じです。ただ、唯一変わらない美のスタンダード、それは、インターナルビューティ、内面の美です。これを社会貢献活動にどれだけつなげられるか、その点は変わらないと思っています。

吉川プリアンカ氏はスプートニクに、自分にとって美とは何かを語ってくれた。「美とは・・生き方ではないですか。外見だけでなく、自分の内側から出てくるものも含めて、すべてが、美しいという、ひとつの生き方だと思います」今吉川プリアンカ氏は、自分の全時間をミス・ワール2016への準備に費やしているという。しかし、一方で、「世界の他の国々と日本をつなぐ」ことに貢献できるチャンスを彼女に与えているという、大好きな翻訳活動にも従事し続けている。そして、もちろん、キックボクシングの使い手でもある同氏は、国際美人コンテストで、自分の国、日本を代表し、最後まで戦う構えだ。

スプートニク:ミス・ワールは1951年以来開催されており、この65年間で日本代表は一度も優勝できていません。しかし、インド代表はすでに5度優勝しています。優勝を狙っていますか?自分がインド人とのハーフであることは優勝に役立つと思いますか?

吉川プリアンカ:もちろん優勝を目指しています。インドとのハーフだから強い、というよりは、一人の日本人として、日本を代表する者として自信があります。ただ、私のインドというルーツなどもあり、世界中の色々な方々から応援していただいているのも、自分が世界で頑張っていける一つの理由になっています。

ユニバーサルな美を誇り英語を自在に操る吉川プリアンカ氏は「ミス・ワールド2016」の称号に挑むのにふさわしい。「美もグローバル化しているとは思う。おそらく、世界で日本をきちんと代表してくれる強さを持った女性が選ばれるようになってきている」と森川氏はスプートニクに語った。

ミス・ワールド2016で、ロシア代表を務めるのは、チュメニ出身のヤナ・ドブロヴォリスカヤ氏(19)。なお、吉川プリアンカ氏にスプートニクがロシアのイメージを訪ねたところ、次のように回答された。「寒くて広くて、きれいな人が多い。まだ行ったことがないので、一度行ってみたいです」。

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