09:38 2019年10月19日
北朝鮮、六回目の核実験:また戦争を待つのか?

北朝鮮、六回目の核実験:また戦争を待つのか?

© Sputnik / Iliya Pitalev
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もう自明のことだが、北朝鮮は全ての要素から「ショー」を行える。そして世界中の鑑賞者、周りにある国々のリーダーらは、望まずもそのショーの参加者になってしまい、そのショーに対して何らかのリアクションをとらなくてはならないのだ。

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4月25日の朝鮮人民軍創建85周年を前にして、米国のトランプ大統領は、日本、中国の指導者らと電話会談を行った

今はまさに、このような電話会談が行われ、「自己抑制の呼びかけ」が行われる時期であるようだ。このことは、全ての国が近い将来、色々な記念日に合わせて実施されてきた北朝鮮の核実験またはミサイル実験を予期していると言えよう。そしてもし4月15日(金日成生誕105周年記念日)に合わせて北朝鮮が「訓練を終えていた」(しかし上手くいかなかったわけだが)のなら、今度こそ地下爆発が起きるとみてよいだろう。

しかしながら、北朝鮮が過去に、幾度となく、ギャラリーの予見を裏切ってきたということも指摘しておくに値する。すべての予見や探察にもかかわらず、最も予想しない、そして最も都合の悪いときに、核実験を繰り返してきたのである。今、多くの面において状況は変わっている。北朝鮮軍は、米軍が「報復攻撃」として、核実験施設にこれ見よがしな攻撃を加えるという可能性を考慮しなければならなくなっている。そのため北朝鮮は、自分達が米国の行為に対して全面戦争にならない程度に反撃できるようになるまで、長期にわたって都合のよいタイミングを待つかもしれない。

それにしても、もし金正恩が辛酸をなめると決めたとしても、アメリカの原子力空母カール・ビンソンと日本の海上自衛隊が共同訓練を終え、朝鮮半島から遠く離れたとしても、米国は北朝鮮に対する、限られた威力の武力攻撃を加える可能性を残している。

もしそれが潜水艦によってなされるならば、北朝鮮にとってそれは本当に予期しないことであり、北朝鮮軍部を刺激し、激烈な報復攻撃を招くかもしれない。そしてそれは熱い「神経戦」となり、誰も予期することのできないものになるであろう。

ひとつ、この段階で自信をもって言えるのは、北朝鮮と対抗する国が何かを譲歩することなしに、北朝鮮の核実験をやめさせるということはできない、北朝鮮にはそのつもりはないということだ。であるから、残念だが、新しい戦争はやってくる。そしてそれは朝鮮半島上に存在し続けるのだ。

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核実験, 北朝鮮
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