17:26 2019年08月26日
マトリョーシカ、チェブラーシカ、ピロシキ... あなたはどんなロシアをご存知ですか?

マトリョーシカ、チェブラーシカ、ピロシキ... あなたはどんなロシアをご存知ですか?

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アナスタシア フェドトワ
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10月初旬、ロシアのメディア企業「ガスプロム・メディア」と日本の日本経済新聞、電通、東京急行電鉄が、新たな文化プロジェクト「ロシア・イン・ジャパン」の立ち上げを発表した。同プロジェクトにより、近いうちにも日本人はマトリョーシカやボルシチ抜きのまったく新しい側面からロシア文化を知ることができるようになる。

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主催者によると、同プロジェクトの目的はロシア文化の理解促進であり、そこにはこれまで日本で知られていなかった分野も含まれる。

東京急行電鉄の広報課長、森田 創氏は記者団に、日本ではロシア文化が知られていないとは言えないと指摘した上で、日本にはロシアのクラシック音楽や文学のファンが大勢おり、例えばチェブラーシカという名前のキャラクターや「ピロシキ」という言葉は誰でも知っているが、特にロシアの人々の日常生活など現在のロシア文化は全体的に知られていないため、この欠落した部分を埋めたいと考えていると語った。

ロシアにはこんなものがある

① ロシアのストリートウェアのデザインはずいぶん前から世界中のファンを獲得しており、キリル文字がプリントされた小物や洋服などは、英国や欧州で人気の絶頂にある。ロシアのデザイナー、ゴーシャ・ルブチンスキーは、サイト「Business of Fashion(ビジネス・オブ・ファッション)」の「ファッション業界で最も影響力のある500人」に選ばれた。ルブチンスキーがファッションに取り組み始めたのはわずか数年前だが、すでにバーバリー、リーボック、アディダス、コム・デ・ギャルソン、その他のブランンドとコラボしている。

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Публикация от Denis Kwok (@denis0114) Дек 23, 2017 at 3:54 PST

 

ルブチンスキーのスタイルはシンプルで、ロシアでなかなか消え去らない1990年代のノスタルジックな雰囲気を伝えている。

 

ルブチンスキーは11月末に東京で開かれるフェスティバル「Far from Moscow(ファー・フロム・モスコー)」で最新コレクションのプレゼンテーションを行う。同コレクションは、ロシアの有名なロックグループ「ムーミー・トローリ」の新アルバムを記念してつくられた。

② 今年2017年はラップバトルが大流行した。これまでこの「言葉による決闘」に関心を示していたのは多数のラップコミュニティのメンバーだけだったが、今やラップバトルは「Hype(興奮するもの)」となった。きっかけは人気ラッパーのグノイヌィとオクシミロン(Oxxxymiron)のバトルだ。ユーチューブで公開された同バトルの再生回数は2600万回を超え、「第1チャンネル」や「リア・ノーヴォスチ」を含むロシア国営メディアさえも注目した。

文化現象としては様々な評価があるものの、ラップバトルはラップコミュニティの枠を大きく超え、今や歌手、ジャーナリスト、さらには政治家でさえも挑戦できるようになった。

③ もしあなたが現在のロシアでの実際の生活の様子を知りたいのであれば、ロシアの音楽グループ「レニングラード」の曲を聞いたり、動画を見ることをお勧めする。
「レニングラード」はサンクトペテルブルク(ソ連時代にレニングラードと呼ばれていた)で1990年代初めに小さなクラブのアートプロジェクトとして結成され、20年後には恐らく現在ロシアで最も必要とされていると思われる音楽グループとなった。

結成以来メンバー、イメージ、方向性は数回変わり、(歌詞が卑猥だとして)禁止された時期もあった。

「レニングラード」は、首都から遠く離れて生活する素朴なロシア人の小さな喜びや悲しみを歌っている。ロシア人は彼らのほぼ全ての歌に自分を見出し、これは自分のことだと感じて心底笑う。

数年前に「レニングラード」の新たなブームが始まり、ロシア、米国、ドイツ、フランス、チェコ、イスラエル、その他たくさんの国で「レニングラード」のコンサートが開かれ、スタジアムは満員、大盛況となっている。

④ 料理についてだが、ロシア料理はもちろんお馴染みのボルシチやピロシキだけではない。ロシアのあらゆる地域に独自のユニークな料理があり、プロフ(ロシア風炊き込みご飯あるいはピラフ)、焼いた熊の肉、たくさんの乳製品、様々な魚料理などは試す価値がある。なお、ロシア人は一般的にコーカサス地域の料理が大好きだ。香草やスパイスを使った肉料理、野菜料理、自家製のチーズやワインが有名。ロシア人は暖かくなる5月から夏の終わりまで郊外に休暇にでかけると必ずロシア風バーベキュー「シャシリク」(味付けした肉をコンロで焼き、香草や玉ねぎなどを加える)をする。

現在の「ロシア・イン・ジャパン」

「スプートニク」の記者は、「ロシア・イン・ジャパン」実行委員会が、現代アート展覧会、ロシアの若手音楽グループの招聘、グルメフェスティバルなどを計画していることを知った。また森田氏によると、実行委員会は日本代表チームも参加する2018年サッカーW杯ロシア大会でも活動するという。

今年2017年、文化分野における露日関係は著しく活性化した。これまでは主に日本だけがロシアで日本文化を積極的に紹介しており、そのおかげでロシアにはマンガやアニメ、日本のビデオゲームのファンや、日本の伝統を愛する人たちが大勢生まれた。今度はロシアが自分たちの文化や精神をステレオタイプ的な想像よりもはるかに幅広く紹介する番だ。

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