17:20 2018年10月18日
F2

ロッキードは日本向け戦闘機で名誉挽回を狙う?

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ドミトリー ヴェルホトゥロフ
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米航空大手ロッキード・マーチン社は日本政府に最新鋭第5世代多用途戦闘機の開発計画を打診した。同社はF22とF35をベースにした共同開発を提案しており、実現すればロッキードと三菱重工が先に共同開発したF2を2030年までに置き換えるものとなる。費用は、新型航空機の開発と100機を含めて計6兆円となる。

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ロッキードは興味深いアプローチを取った。日本政府は以前、F22を購入しようとしたが、軍事技術の秘密流出を恐れた米議会が同盟国を含む海外でのF22の販売を禁止した。ロッキードは現在、同様の飛行機を日本に提案している。これはなぜか?

おそらく、これは以前実質的に失敗したF22計画を蘇生する試みだ。多くの技術的問題と一連の事故により、2011年12月からF22の本格生産は中止された。195機が生産され、うち187機は米空軍に引き渡された。米国防総省は今、3分の2の価格で技術的により信頼できるF35を好んでいる。ロッキードにとって、これは評判に対する非常に大きな打撃だった。だが「2度めのチャレンジ」には予算がなく、別の機体にすでに顔を向けた米国防総省からは新たな注文を引き出せないだろうため、この状況を修正することは難しい。日本からの注文はF22にとっての救いとなるだろう。

新型機で何が変えられるだろうか?これを言うのは時期尚早だ。新型機にオリジナルのF22からのミサイル警報装置「AN/AAR-56」とレーダー警報受信機「AN/ALR-94」が搭載されることは明らかだ。これは敵機ミサイル攻撃を受けにくくする。しかしF22オリジナルからのレーダーはどうやら、機密のままとなり日本には行かないようだ。これはまさに、米議会が同盟国にも渡すことを禁じた開発である。

新型機がF16や空自のF2を大きく超える性能を持つ、悪くない多用途戦闘機に仕上がる可能性はある。新型機はオリジナルのF22より良く、安定した仕上がりになるかもしれない。この名誉挽回をどうやら、ロッキードは狙っているようだ。

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