09:52 2021年01月24日
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17日、科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)日露ワークショップが初開催され、両国の政府関係者や民間研究機関、産業界や教育界の代表者らが参加した。「Toward the post COVID-19 era」のテーマに基づき、ポストコロナ時代の日露双方の社会的課題と、科学技術及びイノベーションによる課題解決について議論が行なわれた。

STSフォーラムは、2004年からスタートした国際会議で、毎年京都で年次総会が行なわれている。世界の著名な科学者や政府関係者が集まるこのフォーラムには、伝統的に、ロシアの要人が多数参加してきた。近年、ロシアの科学技術の現状を知りたいというニーズが高まる中で、STSフォーラム本体の枠内だけでなく、日露二国間でのワークショップを開いてより具体的な議論をしようということになり、今回の初開催へと結びついた。

STSフォーラムは尾身幸次氏(左)の発案で設立
© 写真 : STS forum
STSフォーラムは尾身幸次氏(左)の発案で設立

ロシア側の主催は、イノベーションセンター「スコルコヴォ」を運営するスコルコヴォ財団。本来はスコルコヴォに併設された大学「スコルテック」内でワークショップを開催する予定だったが、新型コロナウイルス拡大の影響により、全てオンラインへと移行した。

ワークショップでは、2つのセッションが行なわれ、前半は「科学技術革新における日露協力の深化」、後半は「ロシアにおける科学技術革新の社会的ニーズに焦点を当てる」と題し、これまでの日露の科学技術発展の歩み、現在進行形の日露協力具体例の紹介、人材登用や育成、日本の大企業とユニークな技術をもつロシアの中小企業とのマッチングなど、様々な切り口から討議がなされた。

セッション1のディスカッション
© 写真 : STS forum
セッション1のディスカッション

アプリを通じて発言者に連絡が取れる仕組みが活用され、ワークショップは、科学技術分野に特化した出会いの場ともなった。このような、オンラインの特性を生かした専門家交流の場の形成は、初めての試みだ。

このワークショップは今年から来年にかけて実施中の「日露地域交流年」の事業でもある。日本の各地域や文化を紹介する特設ページが設けられ、ロシア側も日本向けにバーチャルツアーを用意した。これらのページは誰でも閲覧できる。

日本側スピーカー
© 写真 : STS forum
日本側スピーカー

コロナがもたらした世界的なライフスタイルの変化は急激で、コロナ前の社会に戻ることはもう考えられない。そのような状況の中、日本もロシアも、新しいニーズに応えようと、前例のない多くの課題に立ち向かっている。

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新型コロナウイルス, 科学
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