14:38 2018年10月20日
ロシア工兵部隊が「空気で」兵器を作る

ロシア工兵部隊が「空気で」兵器を作る【写真・動画】

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ロシア
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ロシアメディアは、ロシア軍工兵部隊が短時間で、敵を欺くことを目的とした空気で膨らませる部隊を作り上げる様子を報じた。兵士の連携の取れた作業により、1時間もしないうちに何もないところに飛行場や戦車小隊が出現する。

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戦闘機Mig-31の模型を作るのに要する時間はわずか30分程度だ。S-300ミサイルシステムはわずか15分で完成し、T-300戦車はたったの3分でできあがる。100メートルも離れれば、もう人の目で模型と本物を見分けるのは困難だ。

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ロシア工兵部隊が「空気で」兵器を作る

すべての模型に特殊なヒーターが取り付けられているため、サーモグラフィでこの陣地を調査するスパイは、エンジンがよく温まった戦車を監視しているのだと信じ込む。このほか、模型の表面は、本物の装甲車とまったく同じように、敵のレーダーをはね返す。

また、模型の一部のモジュールが動くようになっていることも、本物と取り違える要因のひとつだ。例えば、戦車であれば、砲塔が回転し、ハッチが開くようになっている。

ロシア工兵部隊が「空気で」兵器を作る
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ロシア工兵部隊が「空気で」兵器を作る

ロシアではこのような空気で膨らませる兵器が大量生産されている。特に、一連のメディアによると、2017年、国内の生産量は2倍に増加したという。

エアー軍」に関するニュースがメディアで広く取り上げられたとき、ロシア軍はSNS上で嘲笑の的となり、一部のネットユーザーは「軍は本物の戦車を買うお金がないから、ゴム製の戦車を買っている」と憤っていた。しかし、近年の軍事衝突の経験からみると、この一見したところ滑稽な武器には高い有効性があることが分かる。

1999年にNATO加盟国がユーゴスラビアに対して行った軍事作戦では、4ヶ月かけてNATO空軍がコソボ領内で破壊できたのは、セルビアの戦車20台、自走砲20台と歩兵戦闘車18台だけだった。これ以外の、当初、米国のパイロットが「破壊成功」と計上していた数百台にのぼる装甲車は、実は風船模型だった。こうしてセルビア軍は兵力の大部分を温存することができたのである。

専門家の予測では、今後、ゴム製の模型に対する需要は伸びる一方だという。安価で製造の容易な「兵器」は、どんなハイテク軍でさえも欺くことができる有効な手段なのである。

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