17:50 2018年10月17日
ボノボ

セックスに長けると世界は救われる?

© Flickr/ John Nakamura Remy
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ボノボ(ピグミーチンパンジー)のメスはオスに「家庭内」でより多くの時間を過ごさせ、自分の排卵を刺激する方法を編み出していた。こうした「女の狡さ」のおかげでボノボの温厚な性格が形作られていたことがわかった。

この説を確証したのはマークス・プランク記念進化人類学研究所の学者たち。研究の成果は科学雑誌「BMCエヴォリューション・バイオロジー」に発表された。

ボノボの社会集団では先頭に立つのはメス。排卵期になるとメスの性器は膨れ上がり、会陰の間が広がる。これはオスに対する、受胎への準備が出来ていることを示すサイン。研究者らはボノボのメスが排卵を刺激する能力を明らかにした。こうした偽の受胎準備サインが送られることによって、オスはメスに受胎させるためにより多くの労力と時間を割く。つまりメスニしてみればオスの世話をしながら一緒に長い時間を過ごすことで交尾のチャンスが拡大することになる。研究者らはこうした温厚な気質はボノボの特質であり、サル目の他の動物よりも勝っていると指摘する。

調査は2010年から2013年にかけて、コンゴのサロンガ国立公園で行なわれ、ボノボの大人のメス13頭が観察の対象となった。

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