21:58 2019年09月18日
がん治療の難しい理由が見つかる

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バルセロナ生物医学研究所の学者たちは、化学療法に対するがんの多剤耐性の原因を明らかにした。学者たちの結論は、Proceedings of the National Academy of Sciencesに掲載された論文の中で発表されている。

がん細胞は、抗がん剤に抵抗性を示すことがある。複数の腫瘍は、医師がまだ使用していない物質に対する耐性も持っている。

学者らは、大腸と胃の腫瘍の10パーセントに、分子TP53TG1が欠けているのを発見した。健康な細胞では、TP53TG1が、がん遺伝子を活性化させるタンパク質YBX1の働きを抑える。

結果、一般的にがん治療で用いられる細胞毒性薬のみならず、キナーゼ阻害剤などの新たに開発された物質も腫瘍に対して働かなくなる。

学者らは、治療で多剤耐性が起こらない薬剤の開発を計画しているほか、分子TP53TG1の活性化が化学療法に対するがんの感受性を復元できるかについても明らかにしたい考えだ。

 

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