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「スペースニュース」の報道によれば、先週末、インターネット上にNASAの2018年度予算が漏洩。2018年度予算では多くの組織の財政が削られており、NASAも5億8000万ドルのカットで2016年のレベルにまで落ち込むことになっている。
中でも最も大きな削減を蒙るのはNASAの教育プログラム、重量型ロケットSLSおよび宇宙船オリオンの建設費用、気候プログラム。
これらのプログラムはおよそ6000万ドルと資金の60%ほどがカットされ、火星に関するプロジェクトもおよそ3億8000万ドルの削減を蒙る。
一番難を逃れるのは科学プログラムでカット額はわずか5300万ドルで57億1千万ドルは確保できる。
科学部門の予算で最も深刻な削減を要されるのは気候に関する調査の予算で1億2100万ドルと予算のほぼ10%。一方で惑星科学調査は今年よりも5400万ドル多い、史上最大の19億ドルを確保している。
先の報道によると、米航空宇宙局(NASA)の広報担当は、高い費用と、開発時の予期せず困難のため、宇宙船「オリオン」が発射を延期したと発表。