20:41 2020年08月14日
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米国企業「バージン・ハイパーループ・ワン」社は、サウジアラビア政府と真空チューブ列車用のテスト道路の建設で契約を締結した。両当事者による交渉は昨年から継続して行われていた。

ポータルサイト「アラブ・ニュース」によれば、世界最長となるテスト道路の長さは35キロ、科学研究・生産複合体と併設される。同複合体は紅海沿岸の都市ジェッダ北部に位置する。

コンセプトにもとづき、輸送用真空道路の建設が予定される。この道路では最高1220キロメートルまで加速することが可能で、既存の列車よりも10倍早く乗客や貨物を運搬できる。バージン・ハイパーループ・ワン社代表によれば、この技術により、現在10時間以上かかるサウジアラビアの首都リヤドからジェッダの移動時間が76分に短縮することが可能となる。

ハイパーループ用のテスト道路はすでに米カリフォルニア州ホーソーンに長さ1.5キロメートのものが、また、ラスベガスに500メートルのものが存在する。また、米メリーランド州ボルチモアからワシントン間にはトンネルが建設されている。

これまでスペースXは年次コンペティション「ハイパーループ・パッド・コンペティション」を開催している。このイベントは、高速輸送システム用の最速カプセルを開発するためのもので、ミュンヘン工科大学のエンジニアチームが優勝を果たした。その際、彼らは最高時速463.5キロを記録している。

ハイパーループとは?

ほぼ真空状態のチューブのなかを超高速で移動する交通システム「ハイパーループ」は2013年8月、スペースXの創設者であるイーロン・マスク氏が提案した。

理論上、カプセルは時速1200キロに到達する。ハイパーループの実現化には複数の企業や団体が取り組んでいる。そのなかには前回最高速度の時速386キロを出したバージン・ハイパーループ・ワンのような独立した企業もあれば、マスク氏が所有する企業もある。チューブの建設はThe Boring Company社が担当し、スペースXは非営利コンペを開催している。

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イーロン・マスク, サウジアラビア
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