11:17 2019年12月15日
寝不足の人は痛みを感じやすくなる 

夜に寝ないと肥満になるかも ポルトガルの研究チームが明らかに

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就寝時刻が変わったり、寝不足が腸の健康に悪い影響を及ぼすことがポルトガルの研究チームによって明らかにされた。科学ニュースサービス「ユーレックアラート」が報じた。

研究チームは、夜間に勤務したり、勤務時間帯が頻繁に変わる人々がなぜ、体重の増えすぎや腸の問題に悩まされているのかに注目し、調査を行った。

その結果、体内の消化活動に影響を与える自然免疫細胞ILC3のパフォーマンスが発揮されるかどうかは、睡眠時間帯が重要なファクターになるとの結論が出された

研究者チームは、実験で概日リズム(体内時計)をわざと乱した場合、腸内で働くILC3の数が減少したことを発見した。そしてこれが原因で腸の重度の炎症、腸管バリア機能の破壊、および内臓脂肪蓄積の増加がもたらされた。

ILC3は、腸内の感染と戦い、上皮細胞を再生する機能を果たす。そのILC3に必要箇所に移動するよう指示を出しているのはたんぱく質。正常な概日リズムが刻まれている場合は、ILC3を司るたんぱく質は生産されるが、わざと概日リズムを狂わせたところ、たんぱく質の生産が停止することがわかった。

筆頭執筆者のエンリク・ヴェイガ・フェルナンデス氏は「睡眠不足、あるいは就寝時刻の変更は、腸炎など免疫関連の病気を引き起こし、健康に深刻な問題をもたらす恐れがある」と指摘している。

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科学研究, 研究, 医学, 健康
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