05:06 2020年09月29日
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細胞内の特殊なメカニズムを維持させることで、高齢者の筋力低下を防ぐことができると英大学の研究者が明らかにした。そのメカニズムを維持する方法とは、定期的な運動の他に、ある酵素を活性化するための薬を服用すること。

研究者らが注目したのは、「細胞のエネルギー貯蔵庫」であるミトコンドリア。細胞は古くなったり、損傷したミトコンドリアを定期的に排除する。そしてエネルギー生産の過程で、そういったミトコンドリアは恒常的に破壊され、そして新たに生成される。

ところが高齢者の場合、このミトコンドリアの更新プロセスが遅くなり始める。これによって損傷し、古いミトコンドリアが細胞内で蓄積される。これらのミトコンドリアは機能せず、体に必要なエネルギーを供給できなくなっている。これまで長い間、これらの変化が高齢者の筋力低下と関係し、それが身体能力の低下につながると考えられていた。

そこで、損傷したミトコンドリアを細胞から除去するメカニズムについて、英国のバーミンガム大学、ダンディー大学、およびオーストラリアの研究者が共同で実験を行った。

そして研究チームは、細胞内エネルギーが不足すると活性化する「AMP活性化プロテインキナーゼ (AMPK)」が、古いミトコンドリアの破壊プロセスを促進させることを突き止めた。

プロテインキナーゼの活性化の度合いは、スポーツ中に増加する。つまりスポーツが、細胞内の古く損傷した「電池」を排除してくれる。

しかし、研究者らによると、プロテインキナーゼを活性化させるのは運動だけではない。薬剤もダメージを受けたミトコンドリアの排除を開始させるという。そのため、高齢者はこれらの薬を服用することで、筋肉量や体型を維持することができるようになる。

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