研究者らによると、小児性愛者は精神的、感情的な成熟度のレベルにおいて子どもに近い。この小児性愛者の自己イメージには幼児性の特徴がより顕著にでていることから、彼らは子どもたちに性的魅力を感じるという。
同大学の研究者は、「ペドフィリアとって好ましい対象者は、本人自身の自己イメージに一致するものとなる。ペドフィリアには性や性行為の意味が形成されていない。小児性愛者のセクシュアリティは幼児期のままであり、年齢を重ねても興味の対象は変わらず、大人の女性よりも子どもの方が魅力的な対象となる。そのため性行為はコミュニケーションや遊びの中に入り込んでいく」とコメントしている。
研究者らによると、興味深いことに今回特定されたこの特徴は、小児性愛者ではない犯罪者の特徴の一部であるという。これは、小児性愛と診断されたことがない集団には、今回被験者が参加した研究で小児性愛と診断されなかった者やこの障害を発症したばかりの者が該当することを示している。研究者によると、今回得られた結果は、子どもに違法な性行為を行う人物の犯罪行動の原因をよりよく理解するのに役立つという。また専門家がこの結果を利用することで心理療法プログラムの効果を向上させることができ、治療の目的や目標をより正確に設定しやすくなり、治療の効果をモニタリングできるという。
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