05:44 2021年07月31日
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トルコが攻撃ドローン「カルグ2」に、兵器自身が標的を判断し攻撃を行う機能を搭載したことについて、無人航空機に詳しいロシアの専門家、デニス・フェドゥチノフ氏は、これは技術的には実現可能なものであり、こうした兵器が出現するのは時間の問題であったとし、トルコはこれを実現したことでパンドラの箱を開いたと述べた。

国連安保理の制裁委員会(リビア)の専門家グループは、2020年3月に、攻撃目標物がプログラムされたトルコの攻撃ドローンSTMカルグ2が、人間の操作を介さずに、退軍しようとしていたハリファ・ハフタル元帥率いる国民軍の隊列を追跡し、攻撃したとの発表を行なった。報告書によれば、これは自律追尾機能を完全に適用したものだという。リビアでこうした無人機が使用されたのはこれが初めてで、国内での使用は、第9条に違反するものだと指摘されている。この攻撃により死者が出たかどうかは分かっていない。

フェドゥチノフ氏は、無人機や徘徊型兵器を用いて、生物を含む目標物を、人間の関与なく、自律で攻撃させるような兵器が誕生するだろうことは、かなり以前から予想されていたとしつつ、技術的にも道徳的にも社会がこれを承認するようになるまでにはまだ数年かかると見られていたが、こうした文脈から、どの国が最初にパンドラの箱を開けることになったかは注目に値すると述べた。

またフェドゥチノフ氏は、無人機は多くの機能を自動で行えることから、与えられた基準を満たした標的を発見、特定し、追尾し、攻撃させることは技術的に可能であったと指摘。操縦士は動きを確認し、攻撃の実行を承認するだけであることも多いとも述べている。「こうしたドローンの適用に関する最終的な決定の障壁となっているのは、技術的に目標物を誤って特定する可能性があること、また殺人に関する決定をロボットに下させることは倫理的に正しくないということ、また誤った決定を下した際に責任の所在が曖昧になることだ」とフェドゥチノフ氏は指摘している。

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