欧州諸国で影響力を失いつつある米国

ジャーナリストで「ワシントンポスト」紙の論説委員を務めるアン・アプルボーム氏は、「こんにち、欧州における米国の影響力が、世界の別の地域の問題に米国が関与するレベルに沿って減少していることを疑う人は、ほとんど誰もいない」との確信を示している。

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アプルボーム氏によると、最近、重要な国際問題について議論する際に、米国の名が挙がることが少なくなっているという。一連の専門家たちは、米国の影響力の終焉の始まりは、第43代米大統領のブッシュ氏が、2003年に開戦したイラク戦争だとの見方を示している。アプルボーム氏は、当時、米国への支持をめぐって欧州の主要国間で分裂がみられ、米国を支持した英国は、後に高い代償を支払うことになったと指摘している。

なお、別のアナリストたちは、オバマ米大統領について、シリア問題で自身の立場を主張することができないほか、「IS(イスラム国)」に対する明確な戦略がない、として批判している。

アプルボーム氏によると、ロシアに関する問題でも、同じような分裂が起こっている。北大西洋条約機構(NATO)の軍事指導者の強硬な立場と、ホワイトハウスの楽観的なムードに食い違いが見られるというのだ。米国の次期大統領が、西側のリーダーという立場を取り戻することを望むならば、ブッシュ氏とオバマ氏の「遺産」を完全に処理するために、NATOとその全機関の抜本的な改革を開始する必要がある。
一方で、問題は軍事分野を超えている。我々には、新たな脅威に対処できる新たな機関が必要だ。アプルボーム氏は、欧州の多数の弱国の政治的独立を妨げる新たな脅威として、サイバー犯罪と多国間にまたがる腐敗行為を挙げている。

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