中国 外国人投資家に人民元建て原油先物取引市場を開放

中国当局は、今年の末までに、人民元建ての原油先物取引市場を外国人投資家に開放する意向だが、英国の新聞The Telegraphは「米ドルに、また一つ打撃を与えるものになる」と見ている。

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上海の自由貿易試験区に設立された国際エネルギー取引センター(INE)での、ドル建てではなく人民元建てとなる新しい原油の先物取引については、先週明らかになった。専門家らは、この情報を得るやすぐさま反応し「世界市場にとって重要なシグナルだ」と評価した。こうした取引は、世界的な指標となっているドル建て価格の北海ブレントや米国のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)にとって、手ごわい競争相手になる可能性がある。

ブレント原油自体は、1970年代にできたものだが、投資家や原油企業のための市場安定化を目的として、1988年に先物取引が導入された。市場で様々な変化があっても、このブレント原油は今日に至るまで、世界の約3分の2の原油の国際価格指標として用いられている。ブレント原油の供給量は、事実上、一日100万バレルに過ぎないが、それでも最高ものとみなされている。

今や商品価格形成における中国の役割には、大きなものがある。中国市場におけるスチールの取引量は、すでにしばしばロンドン(London Metal Exchange)でのそれを越えている。昨年2014年に最高の取引量を示した農業部門での契約20のうち半分の10は、中国の商品市場でのものだった。

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中国当局は、よく考えて行動し、原油先物取引市場を開放する準備をしている。中国史上初めて、民間企業に石油輸入の許可を与え、市場の部分的な自由化を実現した。一方国営企業には、人民元で原油取引が行われる国内市場での流通の保証が、事実上、指示された。

なお原油の先物買いには、外国人投資家も参加するようになる。これは実際上、中国で外国人投資家に、商品市場が開放される初めてのケースだ。こうした措置は、中国の金融システムの開放度を徐々に高める長期的戦略における一歩とみなす事ができるだろう。

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