サウジアラビアが国連人権理事会議長国に、波紋広がる

© REUTERS / Ahmad Masoodサウジアラビアが国連人権理事会議長国に、波紋広がる
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サウジアラビアに人権擁護の分野における最重要ポストが任されたことで、国連が厳しい批判を受けている。複数の証言によれば、サウジアラビアでは女性、少数派、反体制派の人権環境が記録的に悪化している。

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非政府組織UN Watchによれば、サウジアラビアのファイサル・ビン・ハッサン・トラッド国連ジュネーヴ欧州本部大使が国際連合人権理事会の独立専門家会議議長に任命された。国連の公式な任命文書は17日付けで発効しているという。

ブログ上で言論の自由を主張したためにむち打ち1000回の刑に処せられ現在収監中の民主派ブロガー、ライフ・バダウィ氏の妻は、任命は「スキャンダラス」であり、「結局人権より石油が大事、ということだ」と批判している。

トラッド氏は国連にこのポストを占めたことにより、以後、国連が人権分野で裁量をもつ国において、国連の名のもとに、人権分野の全権代表を自由に任命することが出来るようになる。

UN Watchの執行役員ヒレル・ノイヤー氏によれば、今度の任命(実際には任命そのものは6月になされていたが、このほどようやく明らかになった)はサウジアラビアにとっては「残念賞」であるかも知れない。サウジアラビアは、国連加盟諸国がサウジアラビアにおける人権侵害について批判したことを受け、申請を取り下げていた。

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サウジアラビアは今年、頭部の切断を職務内容に含む死刑執行役を新たに8人募集することを発表し、各国から批判を集めた。

国連人権理事会は全世界の人権問題を扱う国連機関。人権が守られているかどうか疑わしい国々をメンバーに迎えていることで、長らく批判の的になっている。

「この世界では石油が人権擁護原則を支配し続けているらしい。残念だ」とノイヤー氏。

「サウジアラビアが理事会メンバーであること自体ひどいことなのに、その議長になるなんて、サウジアラビアの監獄でひどい目にあっている反体制派の傷口に塩を揉み込むようなものだ」。
現時点では国連も人権理事会のサウジ代表部もこの件についてコメントを出していない。

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