日本の若者、日露共同の未来について白熱議論を交わす

© 写真 : Klimenty Kudryashovフォーラム参加者
フォーラム参加者 - Sputnik 日本
16日、日露共同の未来を描く若者たちのフォーラム「ボスホード」が都内で開催(会場提供:株式会社ディスコ)され、大学生を中心に60名近くが参加した。企画したのは、今年4月に誕生した日ロ友好促進団体ProjectYar(プロジェクト・ヤール)だ。

「未来」日本文化センター:日本はもはやロシアからそう遠い国ではない - Sputnik 日本
「未来」日本文化センター:日本はもはやロシアからそう遠い国ではない
フォーラムのゲストには、ロシアで最も人気があるSNS「フ・コンタクチェ」の日本語版プロジェクトリーダーだった豊原行宏氏、日本企業で光電子工学製品の研究開発に携わっているイゴーリ・クドウリヤショフ氏、ルースキー・ミール基金の後援で日本に初めてできたロシアセンターの代表、ステラ・シバコーバ創価大教授が招かれた。

豊原氏はICT分野における日露協力、フ・コンタクチェ日本語版の制作とプローモーション、ロシアITベンチャー企業との仕事の経験について話し、学生にとって興味深い話題を提供した。情報通信分野でユニークな技術をもつロシアは、日本の良きパートナーになりそうだ。クドウリヤショフ氏は、ロシア人として日本人社会の中で生き、働くことについて、自分自身の体験を吐露した。

通常のフォーラムでは、講演を聴いて終わりになってしまうが、今回ヤールはインプットと同じ位アウトプットを大切にした。得た知識をアウトプットして参加者で共有するために、ワークショップの時間が多く設けられた。日露のビジネス環境の違いや、日本人がロシアで・ロシア人が日本で働くためには何が必要なのか、日露関係改善を妨げている要因とは何か、自分は日露協力にどのような形で貢献したいのか等、多岐にわたって熱い議論がなされた。参加者はワークショップを通し、自分の頭でロシアを捉え、ロシアとはどういう国なのか、その国と一緒にどのような未来が描けるのか、自分なりにロジックを組み立てることができたようだ。

© 写真 : Klimenty Kudryashov知識のアウトプット
知識のアウトプット - Sputnik 日本
知識のアウトプット
ヤール代表で慶應義塾大学法学部の学生、クリメンティ・クドウリヤショフさんは、「講義と議論の8時間、まさかここまで盛り上がるとは思っていませんでした。後半は、休憩時間中でさえ、皆がロシアのことについて議論し続けました。参加者のうち2~3割は、普段ロシアとは縁の無い学生でしたが、彼らも含めて、ロシアについての話が盛り上がりすぎて止まらなかったというのは、イベントが成功した証だと思っています」と話す。

またヤールは、日露の未来のためのオンラインコミュニティ「ソユーズ」のサービス稼動に向けて動いていることを明らかにした。ソユーズに登録すれば、日露の興味ある分野の情報を手に入れたり、人材のマッチングや、企業・団体とのコネクション作りができるようになる予定だ。実現すれば、ロシアに関わる仕事がしたい人にとって、大きな助けになるだろう。

© 写真 : Klimenty Kudryashovヤールのメンバー
ヤールのメンバー - Sputnik 日本
ヤールのメンバー
折りしもフォーラム翌日には、在日ロシア連邦大使館で、日露国交回復60周年の式典が行われた。式典に参加したクドウリヤショフさんは「日露関係は大きな改善の方向に向かっており、自分もその大きな流れの一部として存在している。メディアの注目度も高い。しかし日本のロシアに対するアプローチは従来的で、とにかく若者が少ない」と感じたという。日本で生活しながらも、ロシアと関わることに意義を見出す若者を増やそうとしているヤール。日ソ共同宣言から60年。枠にとらわれない若者の活動が、社会の中のうねりとなり、新しい日露関係を生み出すことを期待したい。

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