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古都コロムナでソ連時代の共同生活を体験:伝統菓子パスチラ、ロシア最古の白パンも美味しい!

© Sputnik / Asuka TokuyamaГлавное фото コロムナ
Главное фото コロムナ - Sputnik 日本
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日本では紅葉が美しい季節に突入し、秋の情緒を感じる日々だが、モスクワではおよそ1ヶ月前、日本と同じようなとても良い気候だった。そんなタイミングでモスクワからほど近い古都「コロムナ」を訪れたので、この町の魅力を読者の皆さんにご紹介する。急行列車ならモスクワから1時間半ほどで行け、日帰りのレジャーにちょうどよい距離だが、首都とは全く別の光景が広がっている。

コロムナはとても可愛らしい町で、家の一軒一軒がこぢんまりとし、カラフルな色に塗られている。地下鉄はないがトラムで移動できる。背の高い建物がなく、町ゆく人の雰囲気もどこかのんびりとしている。ヤギとすれ違って思わず写真を撮ったが、ここでは珍しい光景ではないようだ。時々、変わったオブジェや、観光客を楽しませるストリートアートがあったりする。町外れにはヴォルガ川が流れている。テラスやベンチも整備され、水辺の景色は壮大で気持ちが良い。

© Sputnik / Asuka Tokuyama道ゆくヤギさんたち
道ゆくヤギさんたち - Sputnik 日本
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道ゆくヤギさんたち
© Sputnik / Asuka Tokuyamaうろこ状の屋根が美しい教会
うろこ状の屋根が美しい教会 - Sputnik 日本
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うろこ状の屋根が美しい教会
© Sputnik / Asuka Tokuyamaコロムナの紅葉
コロムナの紅葉 - Sputnik 日本
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コロムナの紅葉
© Sputnik / Asuka Tokuyamaヴォルガ川の風景
ヴォルガ川の風景 - Sputnik 日本
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ヴォルガ川の風景
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道ゆくヤギさんたち
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うろこ状の屋根が美しい教会
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コロムナの紅葉
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ヴォルガ川の風景

ソ連の共同住宅コムナルカ、現代の観光名所に

Главное фото дегустация  - Sputnik 日本
入手困難ミリメシ試食会!ロシア軍兵士のお食事 、そのお味とは?
もともと、ロシアの地方都市の美味しいものを紹介しようと思って書き始めたこの記事だったが、実はこの町で一番のおすすめは、この博物館だ。レーニン像がそびえ立つ町の中心部「10月革命通り」に位置するのが、2011年にオープンした観光名所「アート・コムナルカ」だ。これは古いアパートをリノベーションしたもので、1960年代にコロムナの人々がどのようなアパートに住み、どんなものに囲まれて暮らしていたかを詳細に知ることができる。今でも現役のソ連製冷蔵庫があるキッチンで、当時の典型的な昼ごはんを食べることもできる。

ソ連の典型的なコムナルカでは、バス、トイレ、キッチンが共同で、複数の家族がそれぞれの部屋に分かれて暮らしていた。今でも、コムナルカは完全になくなったわけではない。また、コムナルカと銘打ってはいなくても、ある物件を一部屋まるまる借りるのではなく、見知らぬ人たちが部屋ごとに借りて、後のスペースは共同使用(他人とルームシェア)という形式も根強く残っている。

筆者を含む一行は6人。オプションで、当時の暮らしを体験できるゲームに参加した。それぞれが何らかの役を演じ、チームで課題を突破するこの種のゲームは「クエスト」と呼ばれ、ロシアで流行している。我々はくじを引き、工場で働く労働者家族チーム、船員家族チーム、(船員本人は航海中で不在)、医者家族チームに分かれた。

© Sputnik / Asuka Tokuyamaコムナルカのバスルーム
古都コロムナでソ連時代の共同生活を体験:伝統菓子パスチラ、ロシア最古の白パンも美味しい! - Sputnik 日本
コムナルカのバスルーム

ゲームのルールはこうだ。部屋はびっくりするくらい狭く、モノがたくさんあるので、それぞれの家族は少しでも広い部屋に引っ越そうと、苦情を訴える。そこに、コメンダントと呼ばれる管理人のような人が出てくる。コメンダントはありとあらゆる方法で、我々居住者の要望を引っ込めさせようとする。難題を乗り越え、最終的に一番広い部屋を獲得した家族が勝ちだ。これ以上のネタバレは避けるが、コメンダントは迫真の演技力で、大いに楽しませてくれた。

りんごを使った素朴な伝統菓子、パスチラ

コロムナ名物として名高いのが、りんごを使ったお菓子、パスチラ。最近のSNSを見ていると、パスチラは日本語でもたびたび紹介されている。正直言うと筆者は、このパスチラがあまり好きではなかった。見た目は軽石のようで、味は砂糖のカタマリのようだと思っていた。

しかし、パスチラ博物館で説明を受け、試食したことで、筆者の「パスチラ観」はすっかり変わった。パスチラという同じ名前でも、かなりの種類があって、見た目も味も食感も全然違うということがわかったのだ。もうこれはそれぞれ名前を変えた方がいいと思うくらいだ。

© Sputnik / Asuka Tokuyamaパスチラ博物館で食べ比べ
古都コロムナでソ連時代の共同生活を体験:伝統菓子パスチラ、ロシア最古の白パンも美味しい! - Sputnik 日本
パスチラ博物館で食べ比べ

例えば、りんごピューレを固めて作った最も素朴なパスチラは、見た目はグミのようで、酸味に加えてほのかな苦味が感じられる。りんごと砂糖、そして卵白で作った「砂糖パスチラ」は、もっちり、しっとりしている。砂糖の代わりにロシア人が大好きな蜂蜜を入れたものや、バラの香りのピンクのパスチラ、クリームをはさんでケーキ状にしたバージョンもある。どれも、りんごのやさしい甘みが感じられる。これだけ食べて、すっかりファンになってしまった。

コロムナの色々な場所でパスチラを買ったが、結局、博物館併設の工場で作ったものが(値段も3倍くらいしたが)圧倒的に美味しかった。どれも賞味期限が短く、それを過ぎると表面がパサパサになってしまうので、買ってすぐ食べるのが正解だ。

ロシア最古の白パン、お金持ちのための「カラチ」

パスチラ博物館と並んで外せないスポットが、カラチ博物館だ。カラチとは、14世紀に登場したロシア初の白パンで、リング状の形をしている。カラチを焼くのに使えるのは、最高級の小麦粉だけで、カラチは裕福な人の食べ物とされていた。カラチ博物館は実演型で、カラチの歴史から作り方まで、軽快なトークとパフォーマンスで楽しませてくれる。この日、1階は子どもたちでいっぱいだったので、筆者たち大人は2階に陣取った。ホールは吹き抜けになっていて、どこからでもよく見える。

© Sputnik / Asuka Tokuyamaカラチ博物館の実演
古都コロムナでソ連時代の共同生活を体験:伝統菓子パスチラ、ロシア最古の白パンも美味しい! - Sputnik 日本
カラチ博物館の実演

カラチは、大きくふくらんでいる部分を先に食べるのが正しい食べ方だそうだ。一番細くなっている部分は、汚い手で触ってもよい「持ち手」とされて、昔は食べずに捨てるか犬にあげていたが、今ではもちろん食べられる。食べ方の説明を受けたところで、一人ひとりに紅茶とバター、焼き立てのカラチが出てくる。14世紀のレシピを再現しているというカラチは、香りがよく素朴な美味しさで、歩き疲れた観光客にはもってこいだ。

コロムナにはクレムリンなど歴史的な観光名所もあるので、小さな町ながら、まる2日は楽しめる。モスクワとはまた違うロシアの魅力が手軽に楽しめるコロムナ、ぜひ訪れてみてほしい。

© Sputnik / Asuka Tokuyama窓枠がおしゃれな建物
古都コロムナでソ連時代の共同生活を体験:伝統菓子パスチラ、ロシア最古の白パンも美味しい! - Sputnik 日本
窓枠がおしゃれな建物
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