免疫の効果を低下させる新型コロナの変異ウイルス、日本国内でも発生していた可能性＝NHK

免疫の効果を低下させるおそれのある新型コロナの変異ウイルスが、日本国内でも発生していた可能性があることが、慶応大学のグループの分析でわかった。NHKが報じた。

NHKによると、慶応大学のグループが、日本国内の感染者から検出され、遺伝情報が公開されている約4400人分のウイルスの遺伝子を分析したところ、「E484K」という変異を持つウイルスが64人分見つかった。「E484K」は免疫の効果を低下させる可能性が指摘されている。このうち62人分は海外から流入したとみられるが、2人分の変異ウイルスは日本国内で変異が起こった可能性が高いという。

「E484K」の変異は南アフリカやブラジルで確認された変異ウイルスでも見つかっているが、今回、慶応大学のグループが分析したウイルスは、いずれもこれらとは異なるという。

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