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南シナ海での米潜水艦衝突事故がもたらす脅威とは?

© AFP 2021 / POOL / RITCHIE B. TONGO南シナ海
南シナ海 - Sputnik 日本, 1920, 14.10.2021
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中国外務省の楽玉成次官は、最近行われたTVチャンネルThe Point of CGTN(China Global Television Network)のインタビューで、米国の原子力潜水艦が南シナ海で何らかの物体と衝突した事故に言及し、憂慮すべき事例だと指摘した。中国外務省のホームページで発表された。楽氏は、南シナ海への原子力潜水艦の頻繁な進入は、原子力の安全性にとってハイリスクを伴うとの考えを示した。
「スプートニク」は、中国の強い懸念に根拠はあるのか、また米中関係の緊張は高まるおそれがあるのかどうかについて、専門家らの意見を聞いた。
中国は米国に対し、南シナ海で米国の原子力潜水艦が遂行していた任務に関する完全な情報の提供を求めた。
ロシアの軍事専門家コンスタンティン・シフコフ氏は、潜水艦の任務は偵察だったため、中国当局が米国から返答を得ることはないだろうとの見方を示している。
「米国は、原子力潜水艦が何らかの物体と衝突したことをすでに説明した。一方、これは2隻の潜水艦の衝突だった可能性がある。そして、中国の領海の境界付近で起こった可能性もある。なお、中国が問いかけているということは、中国の潜水艦でないのは明らかだ。私は、この衝突のもう一つの当事者は、地域における米国の同盟国の潜水艦だった可能性も十分にあると考えている。例えば、日本の潜水艦だ。日本の潜水艦は南シナ海で活発に活動している。もしその潜水艦が米国の潜水艦の3〜4分の1の大きさだったら、深刻な被害を受けた可能性がある。米国はこれを隠したい。もちろん、これは私の憶測にすぎないが。」
米国は、衝突の「主犯」について、米潜水艦の原子力発電施設は損傷を受けておらず、正常に作動していると発表した。
シフコフ氏は、南シナ海で再び潜水艦の衝突が起こる可能性もあるとしている。その理由は、米国、英国、オーストラリアによる新たな防衛同盟「AUKUS(オーカス)」は、まさに3カ国の軍事力と諜報力を統合するために創設され、まさに中国との厳しい対立を目的としているからだという。
欧州・国際総合研究センターの国際的な軍事政治・軍事経済問題部門の責任者ワシリー・カシン氏は、潜水艦の衝突に関する中国の懸念について、根拠があると指摘し、その理由について説明した。
「まず第一に、米潜水艦の事故は、中国にとって非常に敏感な海域で起こったからだ。この海域は、中国と他の国々の領有権争いで注目されている。米国は、領有権問題で中国に対抗する国々を支持している。また、南シナ海の海南島には中国海軍の秘密基地があり、戦略原子力潜水艦シリーズ最新の094型原子力潜水艦(晋級)を含む、中国海軍の原子力潜水艦隊が拠点としている。したがって、この地域は非常に厳重に守られている。(南シナ海で衝突した)米潜水艦も、最も近代的な改良版であり、極めて責任のある作戦のためだけに使用されている。そのため中国は、この潜水艦がそこに存在したことが、この海域における水中センサーやハイドロフォン(水中の音や超音波を受信するための装置)の設置と明らかに関係していることを理解している。当然のことながら、中国は、米国が中国のセンサーの稼働に干渉することに力を注ぐかどうかを懸念している。」
カシン氏も、南シナ海での原子力潜水艦の衝突と同じような事故が繰り返される可能性があると考えている。ソ米冷戦時代には、両国の潜水艦が互いに追い出そうとした。現在は、このような「水中での対立」という状況が、米中間で形成されている。
カシン氏は、21世紀には水中ドローンも加わりつつあると指摘している。
「水中ドローンはまだ小型だが、偵察や観測のために上手く使用することができ、さらに潜水艦にわずかな損傷を与えることもできる。そのため、もちろん中国は、同国にとって敏感な戦略的利益海域でこのようなことが起こっていることが気に食わない。」
これは、中国が国際的な外交レベルで南シナ海における米国の戦略的安定性の弱体化について意思表明する機会を逃さなかった主な理由の1つであり、今や南シナ海では、新同盟AUKUSの行動も状況を悪化させる可能性がある。
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