エストニア、義務教育の使用言語を2035年までにロシア語から国家語へ転換

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エストニアの教育・科学省は国家による財政支援を受ける学校での使用言語を2035年にかけて全てエストニア語に転換させる。リーナ・ケルスナ教育・科学相が3日に表明した。
ケルスナ教育・科学相はエストニアのテレビ・ラジオ局ERRによる取材に応じた中で次のように発言した。
エストニア語発達計画の戦略的目標(2021‐2035)は2035年にかけてエストニア語による教育に移行させることであり、 それはつまり国や自治体が支援する学校や幼稚園での教育はエストニア語で行われることを意味する。
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ケルスナ教育・科学相によると、ロシア語で教育が行われている学校での使用言語は今後、2035年にかけてエストニア語の割合が75%にまで引き上げられるという。残る25%は外国語の受業であることから、エストニア語は使用されない。
担当大臣によると、教員の養成が現時点で課題だという。教員はいずれもエストニア語で教育を行う必要があるものの、一定の語学力に達していない教員の数が3000人以上に上るという。そのため政府は然るべき基準をクリアする教員を準備するよう、大学に要請したとのこと。
エストニアでは2010年、「主要な学校とギムナジウムについて」という法律が成立した。これに従い、国内の義務教育は部分的にエストニア語に移行した。この法律でエストニア語とロシア語による教育の比率は6対4に設定されていた。
現時点でエストニア国内では74の学校でロシア語による教育が行われている。
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