ウクライナ危機が伝染病の急増を招く WHOが警句
2022年3月11日, 03:24 (更新: 2022年4月27日, 22:56)
サイン
世界保健機関(WHO)のマイケル・ライアン緊急プログラム・ディレクターは10 日、感染症と紛争は密接に関連しており、ウクライナ危機で伝染病が蔓延する恐れがあると憂慮を表した。
ライアン氏は、伝染病撲滅のために努力を重ねてきた欧州でこのようなことが起こっていることは市民には衝撃的としか言いようがないと指摘している。
「現実としてウクライナには伝染病の蔓延に理想的な環境が整っているのを我々は眼にしている。COVID-19であろうが、ポリオ、麻疹、コレラであろうが関係ない」
ライアン氏は、ウクライナでは当局にインフラを維持し、電気や燃料を供給する能力がないため、都市部の多くの病院が放置されていると指摘している。
関連ニュース