米国宇宙財団、宇宙イベント名からガガーリンの名を剥奪　ウクライナ情勢受け

米国宇宙財団は、「現在の世界情勢」を理由に、史上初の宇宙飛行に成功したユーリー・ガガーリンにちなんで名付けられた宇宙イベント「ユーリーズナイト」について、今後は彼の名を剥奪すると決定した。

米コロラド州に拠点を置くこの財団による決定は、ウクライナでの特殊軍事作戦に抗議を示すため、ロシアおよびソビエトの歴史を連想させる西側の機関を拒絶するという出来事に続くもの。

財団ウェブサイト上のスケジールでは「現在の世界の出来事に照らして、2022年の宇宙財団による『ユーリーズナイト』は『宇宙の祭典：次は何を発見するか』に改名された」と通知されている。

新たな名でのイベントは、4月3日にコロラドス・プリングズで開催される予定。イベントの目的は変わらず、「宇宙での人類の功績を称え、次世代に惑星への到達を鼓舞する」ことだという。

「ユーリーズナイト」は、ガガーリンが人類で初めて有人宇宙飛行に成功した月である4月に、米国のさまざまな州で開催される。同様のイベントの他の主催者はまだ名前の変更を発表していない。

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