【11日のニュース】イスラエル軍、ガザ南部で攻勢　クリミアでウクライナのスパイ網を破壊

世界では毎日様々な出来事が起こっている。ここでは今日の国際ニュースをダイジェストでお届けする。

目次

• イスラエル軍、ガザ南部で攻勢強める
• 西側はゼレンスキーの「代わり」の必要性を議論
• クリミアでウクライナのスパイ網を破壊＝FSB
• 米国民の約半数、ウクライナ支援は「過剰」

イスラエル軍、ガザ南部で攻勢強める

パレスチナ・ガザ地区南部で11日、早朝から激しい空爆にさらされている。アラビア語国際放送「アル・ジャジーラ」が伝えた。

エジプトとの国境に近い南部ラファなどで攻撃が確認された。これはイスラエル軍による軍事作戦が、ガザ南部にも拡大したことと関連しているという。

対外情報庁のナルイシキン長官

© 写真 : Press service of The Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation

/

メディアバンクへ移行

西側はゼレンスキーの「代わり」の必要性を議論

ロシア対外情報庁のセルゲイ・ナルイシキン長官は、西側諸国がウクライナのゼレンスキー大統領のすげ替えについて議論しているとの認識を示した。

同庁によると、その理由はゼレンスキー大統領が「戦場でロシアに勝つ」という約束が果たせなかったことやパートナー国に対する無礼な振る舞い、縁故主義や汚職のまん延などだという。

欧州諸国などで議論されているゼレンスキー大統領の「代わり」の候補として、ザルジニー・ウクライナ軍総司令官、ブダノフ国防省情報総局長、クリチコ・キエフ市長、エルマク大統領府長官、アレストビッチ元大統領顧問らの名前があがっている。

米議会による支援予算審議の停滞や一部欧州各国の支援反対・停止などで、ウクライナは苦境に立たされている。こうしたなか、ゼレンスキー大統領は12日に米国を訪問する。バイデン大統領との首脳会談や議会での演説を予定している。

FSB

© Sputnik / Dmitry Makeev

クリミアでウクライナのスパイ網を破壊＝FSB

露治安機関・連邦保安庁（FSB）は11日、2023年の1年間でクリミア半島におけるウクライナ諜報機関のスパイ網を破壊したと発表した。FSBは発電所や鉄道路線の爆破など14の工作・テロを阻止したとしている。

また、クリミア半島の15カ所でウクライナが用意した隠し倉庫が見つかり、手製の爆弾計37個のほか、200キログラムが見つかった。これまでにテロ工作準備の罪で、すでに10人が有罪判決を受けている。

ウクライナに届けられた米国の支援

© 写真 : Twitter/U.S. Embassy Kyiv

米国民の約半数、ウクライナ支援は「過剰」

米国民の48%が、ウクライナ支援の米政府の支出は過剰であるとみなしている。米ミシガン大学と英紙フィナンシャル・タイムズが行った世論調査で明らかになった。

調査は今月5、6日に米国の有権者1004人を対象に行われた。48%がウクライナ支援額は「多すぎる」と答えた。さらに、野党・共和党の支持層では「多すぎる」と回答した割合が65%に上った。

一方、米国によるイスラエルへの軍事・財政支援についても、過剰とみなしているのは回答者の40%となった。

米議会での支援予算審議の停滞や一部欧州諸国の支援反対・停止などで、ウクライナは苦境に立たされている。こうしたなか、ゼレンスキー大統領は12日に米国を訪問する。バイデン大統領との首脳会談や議会での演説を予定している。