19:39 2021年09月17日
経済
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アフリカやラテンアメリカ、アジアの主要産業での中国の投資は商業的であるだけでなく、戦略地政学的な性格となっている。中国政府はこれらの地域で、天然資源の採掘と貿易の促進を目的とした数千億ドル規模のインフラプロジェクトの開発を行う中で、従来、主要な投資を行ってきた米国と欧州連合(EU)に取って代わっている。

ABCによれば、中国は、もっとも人口が多く、世界第2位の経済大国であるにも関わらず、自国発展の資金追及のため天然資源と原料に対する貪欲な欲望を抱えている。「新シルクロード」におけるイニシアチブの一環として、中国政府は5大陸すべてを自国の利益圏内に置いているが、それは同国が、原油や天然ガス、石炭の他に、新技術の開発のため、例えば亜鉛やコバルト、銅といった鉱物を必要としているためだ。報道によれば、中国は世界の生産の25%超を担っており、また、毎年845億ユーロ(約11兆円)分の鉱物を輸入している。

ABCの報道によれば、これらすべての資源、またマンガン、プラチナ、水銀、金、銀、木材はアフリカやラテンアメリカ、アジアの途上国には豊富に存在しており、そこで中国は主要な産業分野において米国とEUに取って代わることに成功している。ABCによれば、アフリカで2000年から2012年の期間でエネルギー部門に135億ユーロ(約1兆8000億円)を地域でのプロジェクトに支出した中国は、この期間に59億ユーロ(約7690億円)を支出したEUと4億2200ユーロ(約5500万)規模の投資を行った米国を上回っている。中国政府の行動原理は常に同じであり、国の資源と引き換えに、中国は、道路やダム、空港、学校、病院といったインフラ整備のための貸し付けを国に提案し、中国企業が建設を行うとABCは指摘する。また、報道によれば、中国は西側諸国では標準とならない契約へのサインを迷うことなく行った。このことは汚職や自然環境への影響、児童の労働搾取の告発を引き起こしている。

ABCは、中国は、なによりも海上統制に関心を持ちながら、欧州各国に投資を行っていると強調する。しかし、統計はこの数年における中国の欧州への投資は急激に鈍化したこと を示していることから、 力の弱い欧州企業の買収に中国がパンデミックを利用するという懸 念は現実のものとはならなかった。ABCはこれについて、 パンデミックが中国企業に影響し、 中国の投資がEU各国からより周到なコントロールを受け始めたこ とを示すと報じている。

中国としては、一部の国々が「世界の運命」を決めるような時代は終わったと見ている。通信社「スプートニク」は以前、在英中国大使館の広報担当者が、G7首脳が影響力を増す中国に対抗する統一アプローチを作ろうとしていることに対し批判を行ったことを報じている。

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